どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・生活支援員ってどんな風にキャリアアップしていけばいいの?
・どんな時にキャリアアップを考えたらいいのかな?
・生活支援員の将来性とか知りたいな
こうした疑問にお答えします。
ぶっちゃけ生活支援員の仕事自体に限界を感じた時にキャリアアップを考えるのもひとつの方法です。
- 生活支援員のキャリアアップ
- 生活支援員がキャリアアップを考える時
- 生活支援員の将来性
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が生活支援員のキャリアアップについて解説していきたいと思います。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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生活支援員のキャリアアップ
生活支援員のキャリアアップには、以下のような方法が考えられます。
- 主任やリーダーを目指す
- サービス管理責任者を目指す
- 管理者・施設長を目指す
- 資格取得を目指す
- 転職する
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
主任やリーダーを目指す
まず、一番身近なキャリアアップの方法として、自分の上司の役職を目指す方法が挙げられます。
ある程度以上の規模の施設や事業所では、生活支援員の中から主任(リーダー)や副主任(サブリーダー)などの役職を設けているところが多くあります。
利用者に対する支援の力のみならず、チームを統率していくマネージメント能力が要求されてきます。
以下、主任(リーダー)や副主任の役職手当の例です。
- 主任(リーダー)手当:5000円〜25000円
- 副主任(サブリーダー)手当:3000円〜15000円
生活支援員の昇給率は低いので、とにかく「手当」を増やさなければ給料がなかなか増えません。
主任(リーダー)は現場のかなめ。
責任やプレッシャーはありますが、仕事の幅が広がり、自分を高めるチャンス。
もし任命されたら、ちゅうちょせず引き受け、給与面のプラスのみならず自分の仕事をより深めていきましょう。
サービス管理責任者を目指す
サービス管理責任者は、障がい福祉サービス事業所に配置が義務づけられている職種になります。
具体的な要件は以下の通りです。①・②・③の全てを満たすことが必要です。
- ①障がい者(児)支援に関する実務経験(所持している資格や支援内容に応じて、3年~10年)があること
- ②相談支援従事者研修(講義部分)を受講すること
- ③サービス管理責任者研修等を修了すること
新規に事業を立ち上げる場合などは、②③の研修の受講について一定の経過措置が認められることもありますが、その際も①の実務経験については要件を満たしている必要があります。
障がい者に対する支援プロセスの管理や事業所で働く職員への指導・アドバイス、関係諸機関との連携業務などを担います。
生活支援員との違いってなんなの?
利用者に対して直接支援を行う職員ではないところです。
条件を満たしていれば、サービス管理責任者と生活支援員は兼務できます。
サービス管理責任者の詳しい仕事内容についてはサービス管理責任者の仕事内容って何なの?生活支援員がお答えしますに書いてあります。よろしければ合わせてご覧になって下さい。
管理者・施設長を目指す
生活支援員からサービス管理責任者になり、その後のキャリアアップとしてその施設や事業所の『管理者・施設長』を目指すのもありです。
管理者・施設長になるには以下の要件を満たす必要があります。
- 社会福祉主事取得者
- 社会福祉事業に2年以上従事した経験者
サービス管理責任者とどう違うの?
施設や事業所の収支・運営・人事管理などがメインの仕事です。
全体の総責任者の立場になるのでその分責任は重いです。
資格取得を目指す
生活支援員として相談援助の業務や介護の実務経験を積めば、福祉関係の国家資格へのチャレンジもできます。
主な国家資格の特徴や取得方法などを紹介します。
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 介護福祉士
ひとつひとつ見ていきたいと思います。
社会福祉士
社会福祉士は、身体や精神に障がいのある人、または日常生活になんらかの支障がある人に対して相談・助言・指導を行う福祉の専門職です。
医療やその他の関係者と連携・調整をはかっていきます。
社会福祉に関する広い知識が身につき、ソーシャルワークの専門職として幅広い観点から仕事を行えるようになるでしょう。
精神保健福祉士
精神保健福祉士は、精神に障がいを持っている方の心配事などに対して、保健・福祉の専門知識と技術をもって問題解決する専門職です。
福祉系の資格の中では比較的歴史の浅い資格であり、1997年に誕生した国家資格です。
精神障がい者向けの施設や事業所で働く場合は、資格を持っておくと仕事をスムーズに進められるでしょう。
精神保健福祉士はよく社会福祉士と比較されます。興味のある方は以下の記事も合わせてお読みになって下さい。
⇒ 社会福祉士と精神保健福祉士どちらを先にとれば良いのか?
介護福祉士
介護福祉士は、心身に障害があることで日常生活に支援が必要な人に対して身の回りの世話をする専門職です。
介護福祉士に求められる仕事内容は近年変化しており、喀痰吸引など医療行為も業務内容に含まれてきています。
支援対象者の生き方や生活全体に関わるので、利用者にとってより身近な有資格者といえます。
介護福祉士の取得を通して正しい介護のスキルを身につければ、利用者にとって適切な介護を提供できるようになるでしょう。
転職する
生活支援員のキャリアアップの手段として、転職することも挙げられます。
できるだけ良い条件の職場で働きたいですよね。
転職先のおもな特徴は以下の通りです。
入所系と通所系では、夜勤の有・無があります。
夜勤は給料が上がりますが、身体はかなりこたえます。生活支援員の夜勤のきつさを知りたい方は 生活支援員の夜勤がきつい5つの理由【給料はあがるけど・・・】の記事をお読みになって下さい。
どんなところに注意すればいいかな?
人それぞれ大切にする部分は違うと思いますが、極力給料が下がる転職は控えるようにしましょう。
生活相談員など例えやりたい職種であっても、前職より給料が下がってしまう転職はおすすめしません。
そのうち不満が出てきてモチベーションの低下につながっていきます。
辞めてから仕事を探すのはもっとダメ。
なかなか意中の職場が見つからず、在職中以上にストレスを抱えることになってしまいます。ただでさえ低い生活支援員の給料。なるべく給料が上がる転職先を見つけましょう。
生活支援員の給料を上げる方法に関しては生活支援員の給料を上げる5つの方法【年収アップ】に記事を書いています。
生活支援員の転職に関しては以下に転職エージェントのまとめ記事を書いています。
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生活支援員がキャリアアップを考える時
生活支援員がキャリアアップを考える時、その背景には様々な要因があります。
以下、その要因の例です。
- 給料
- 仕事内容
- 人間関係
キャリアアップをはかりたいと思った時は必ず何かに行き詰まった時です。
まずは何をすればいいのかな?
できるのならば直属の上司などに相談しましょう。
これは福祉業界だけでなくどの業種・職種でも同じことがいえますが、同じ仕事をする上司や同僚、仲間と話をするだけで悩みが解消することがあります。
中でも上司は、一般職よりも業務の経験値が豊富なため、色々な対処法を知っているはず。
職場内のことも熟知しているはずなので、内容によっては業務内容の見直しやサポート、フォローをしてくれることもあります。
また、職場に相談できない悩みの場合や相談しても解決できなかった場合、専門の相談機関を利用する方法もあります。
例えば東京都の場合は「福祉の仕事なんでも相談」の窓口を設けています。
対象者は以下の通りとなります。
- 1.都内の福祉職場で働いている職員(ただし、公設公営施設の職員は除く。)
- 2.かつて都内の福祉職場で働いており、今後、都内の福祉職場への再就職を検討している方
他の道府県にも同じような相談窓口があるので、解決できない悩みがある方は相談してみましょう。
生活支援員の将来性
生活支援員は将来需要が上がっていきます。
なんでそう言えるの?
言わずと知れた超高齢化社会に日本が突入しているからです。
高齢化の波は障がい者とて例外ではありません。現に、障がい者のグループホームがどんどん増えてきています。障がい者の受け皿が足りていない現状を問題視する声が上がり続けています。
国の政策で介護職員同様、生活支援員も処遇の改善がなされてきてます。そんなに大きな変化は期待できませんが、少しづつでもいい方向に変化している兆しはあります。
それに伴って、生活支援員もより一層資質の向上が求められてきます。
日常の仕事に埋没するのではなく、自ら知識を深めたり、資格を取得して箔をつけるなど障がい者への理解をより一層深める努力をする姿勢が求められてきます。
具体的な職位に分かれた将来性を生活支援員の将来性を3つの職位に分けて考えてみる【あなたはどこ】の記事に書いています。よろしければ合わせてご覧になってください。
生活支援員がキャリアアップするための5つの方法【結局は資格かも】:まとめ
まとめたいと思います。
生活支援員のキャリアアップについてお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 主任やリーダーを目指す
- サービス管理責任者を目指す
- 管理者・施設長を目指す
- 資格取得を目指す
- 転職する
自分の職業能力を深めるため、自己鍛錬や自己投資に励むことは未来につながっていきます。
- 給料
- 仕事内容
- 人間関係
キャリアアップしようする動機は人それぞれですが、行き詰まりを感じた時は上司や同僚、仲間に相談するのもひとつの手です。
自分で自分を追い詰めず、前向きな解決策を探しましょう。
あなたの生活支援員としての仕事がいい方向に進んでいくことを願います。
今回は以上となります。
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