どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・生活支援員ってどんな仕事なの?
・生活支援員って将来性のある仕事なの?
・生活支援員って将来どんな役職につけるのかな?
こうした疑問にお答えします。
生活支援員の仕事内容や給料に将来性があるかどうかは、職位によって変わってきます。
- 生活支援員の仕事内容
- 生活支援員の将来性を3つの職位に分けて考えてみる
- 早く役職に就いたほうがいい理由
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が生活支援員の仕事内容とその将来性を3つの職位に分けてお話ししていきたいと思います。
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生活支援員の仕事内容
生活支援員の仕事は、おもに知的・身体・精神になんらかの障がいを持った方の日常生活や就労に向けた訓練を行う施設や事業所に入職して、その方のサポートをする仕事になります。
意思疎通の難しい方の相手をするので、肉体的にも精神的にも疲弊することが多いです。
ですから、モチベーション維持やメンタルケアなどの自己管理能力が求められてきます。
仕事内容は、おおまかに以下のように分けられます。
- 三大介助(入浴介助・排泄介助・食事介助)
- 服薬の管理
- 内職などの軽作業の管理
- ご家族との面談
- 関係機関との連携
- 書類の作成
しかしながら、すべてにおいてサポートするのではなく、障がいを持った方の強みは伸ばし、できないところは補助をしていく姿勢が大切になってきます。
障がい者とその家族、職員との連携も大切になってきますので、柔軟なコミュニケーション能力が必要になってくる仕事でもあります。
仕事内容が多岐にわたるのに反して、給料・待遇面では決して優遇されているとは言えません。一般企業の給与水準に比べると、現状どこの施設や事業所でも低い水準にとどまっていることが多いです。
処遇改善手当が給付されるようになりましたが、まだまだ低水準だと言えるでしょう。
この給料をいかに上げるかが、生活支援員としてこれからやっていけるかどうか、将来性をはかるひとつのものさしになってきます。
一番身近な方法としては、職位を上げることです。
生活支援員の将来性を3つの職位に分けて考えてみる
生活支援員の将来性ってどうなんだろう?
生活支援員の仕事に就きたい人はこう疑問に思う方もいるでしょう。
生活支援員とひとくくりに言っても、その立場によって見方が違います。
- 一般支援員
- 主任(リーダー)・副主任(サブリーダー)
- 施設長・管理責任者
今回はこの3つの職位に分けて将来性をお話ししていきたいと思います。
一般支援員の場合
結論:将来性がありません。
心身共に疲弊しながら、粉骨砕身働いていても、給料面に見返りがないからです。
生活支援員は、元々給料が低いので、その時点で将来性がないのですが、
追い討ちをかけるかのように、一年に一回あるかないかの昇給幅も低いものとなっています。
5年も10年も働き続けてきて、一年に一度の昇給が3000円とか5000円くらいしか上がらない、なんて話もよく聞きます。
この昇給幅で、10年後のあなたの給料はいくらになりますか?
ちょっと考えてみましょう。
いかがでしょうか?リアルに考えるとがっかりするでしょう。
やはりこれに役職手当、資格手当、夜勤手当など他の手当を加味していかないと、とても満足できるような額にならないと思います。
それを足しても希望する金額に達するかどうかはまた別問題ですが。
給料以外の面でも、一般支援員をこの先ずっと続けていても仕事内容に変化・進化がなく、モチベーションの維持が難しくなってきます。
主任・副主任の場合
結論:将来性はややあります。
職場によっては、リーダー、サブリーダーという言い方をする場合もあります。
主任・副主任になると、給料面での等級が上がる職場が多いです。
つまり、固定の役職手当がつくだけでなく、昇給幅も一般の支援員と比べると上がります。この上げ幅が、職場によっては大きい場合もあります。
長い目で見ると、役職者と一般支援員を比べると、給料の面では大きく差をつけられていきます。
役職者は責任が伴います。
現場に対する責任、利用者の背後にいる家族への責任、その他色々な責任が伴ってきます。
その責任に耐えられるのであるならば、一般職員よりも役職者として任務をまっとうした方が将来性があると言えるでしょう。
実は、仕事が面白くなってくるのはこの「責任」が増してきた時なのです。「責任」が増し、業務の幅が広がってくると、仕事に対する見方もかわり、全体的な視点でものが見れるようになってきます。
関わる様々な人間と接する機会も増え、対人スキルも向上してきます。
そうは言ってもやっぱり責任取らされるのはイヤだなあ・・・。
とは言わずに、与えられたらチャンスだと思ってトライしてみましょう。
施設長・管理責任者の場合
結論:将来性があります。
いくら、福祉業界が給料が低くても、さすがにこの辺りまでくると先行きがあります。
施設長のイスは、各施設にひとつしかありません。
給料の等級も上なので、それなりにもらえます。役職手当も同様です。
ここから先は、将来性とはちょっと違った話になってくるのですが、そのイスに座るくらいだから、それ相応の人格者が求められてくる・・・と、知らない方は思われるかもしれませんが、あいにく福祉業界はそうとばかりは限りません。
経営陣に好まれてさえいれば、人格破綻者でも施設長になれます。
身もふたもない話ですが、これは先ほど例に出した主任・副主任も同様です。
まともに人と関われない施設長や運営・管理陣もいます。
福祉業界は閉鎖的です。アタマと感覚の古い運営・管理陣も多く、新しい考え方や物の見方をイヤがります。
完全なるムラ社会です。
変に同族意識が強く、よそ者や新しい血液を入れようとしません。
一般の企業だったら考えられないことが、福祉の施設や事業所ではよくある光景なのです。
役職者として、仕事の将来性はありますが、ここにくるまでには、ウソでもいいから今いる職場の下僕になりきる必要があります。
下僕・・・。なんかイヤな響きだなあ。自分の個性は大切にしていきたいんだけど・・・。
これは、誰しもそう考えるところです。
ですが、組織の論理から考えると、強い自我を持っている職員なんて欲しくないんですね。自分たちの命令を忠実に実行する人間が欲しいんです。
管理側の人間だからって、優秀だとは限りません。
今の職場が気に入っていて、この先長く勤めていきたいのなら、世渡りの能力も必要になってきます。
生活支援員としての将来性を本気で考えているのならば、損得を考えて行動しましょう。
早く役職に就いたほうがいい理由
上記にも書いたことの繰り返しになりますが、一般の支援員のままでいるよりも、早く役職者になることをおすすめします。
理由は、仕事が面白くなるからです。
一般支援員とは違って、役職者は責任が伴います。
この責任が重ければ重いほど、不思議と仕事は面白くなってきます。
やりがいが出てくるんですね。
生活支援員の仕事は慣れてくれば誰にでもできる仕事内容であり、毎日毎日ルーチンワークをこなすだけの刺激のない、退屈な毎日になりがちです。そこに「責任」がのしかかってくるだけで、今まで経験したことのない面白さややりがいを感じるようになるのです。
一般支援員では、将来性がないと判断した方は、是が非でも役職者になれるよう自己鍛錬に励んでいきましょう。
生活支援員の将来性を3つの職位に分けて考えてみる:まとめ
まとめたいと思います。
生活支援員の将来性がお分かりいただけましたでしょうか。
- 一般支援員
- 主任・副主任
- 施設長・管理責任者
生活支援員の将来性は職位によって決まります。
たとえ、どんなに給与水準が低くても、それなりの立場に立てばその先の未来も変わってきます。
仕事のやりがいにもつながってきます。
責任のある仕事を任されると、人間意欲がわいてくるものです。
福祉の仕事は、毎日毎日変化に乏しく、刺激がないため、ルーチンワークにおちいりやすいです。モチベーションを上手に上げていくことが、生活支援員としての将来性にも関わってくるでしょう。
とはいえどんなに努力をしてもやりがいを感じなかったら人生をむだにしてしまいます。
就職・転職活動をする気になったらこちらの志望動機の書き方を参考になさって下さい。
⇒障がい者施設で働く生活支援員の志望動機はこう書け!【例文つき】
今回は以上となります。
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