生活支援員が取れる資格を解説します!【国家資格ばかりじゃないよ】

生活支援員が取れる資格を解説します!【国家資格ばかりじゃないよ】
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どうも。ふくた(@fukushienblog)です。

  • 生活支援員になるのに資格って必要なのかな?
  • 知的障がい者の施設で、生活支援員として5年働いてきたんだけどこれから取れる資格とかってあるの?
  • 生活支援員のキャリアアップを教えてほしい

こうした疑問にお答えします。

ふくた

生活支援員を取り巻く資格は様々です。資格を取得すれば、将来を切り開いていけます。

本記事の内容
  • 生活支援員になるのに資格って必要?
  • 生活支援員が取れる資格
  • 生活支援員のキャリアアップ

▶︎本記事の信頼性

プロフィール

まったくの異業種・未経験から福祉の世界へ!社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士を取得!サービス管理責任者の取得を目指しています!

本記事では、福祉業界で生きる私が生活支援員が取れる資格を解説していきたいと思います。

ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。

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目次

生活支援員になるのに資格って必要?

生活支援員になるのに資格って必要?

ぶっちゃけ、必要ないです。無資格・未経験でも仕事はできます。

以下、その理由となります。

  • 人手不足ですぐに人がほしい
  • 経験より人柄を重視する
  • 特別なスキルを必要としない

人手不足ですぐに人がほしい

生活支援員に限らず、どこの福祉関連の事業所や施設に行っても人手不足は深刻な問題になっています。

以下の表をご覧になって下さい。

参考:厚生労働省「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について」

2025年には、いま日本の中で最も人口が多い団塊の世代が75歳、いわゆる後期高齢者に突入していきます。この表からも分かるとおり、厚生労働省の試算によると2025年には37.7万人の介護人材が不足する見込みとなっています。

以前、このようなツイートをしました。

採用のミスマッチが起こる原因
・どう見ても体力なさそうな人→重度の障がい者など、動きやテンションの高い利用者についていけない
・経歴に問題がある人→正社員で働いたことがない人、転職を繰り返している人など
・心に病を持っている人→精神疾患を持っている人

頭数をそろえたい一心で、このような人でも平気で雇います。

読者

でも、仕事が回らなくなるよりマシなんじゃ・・・?

ふくた

他の職員が迷惑しますね。早退や無断欠勤、周りの負担増。こういう職員は周囲となじめず早期に退職してしまうケースも多いです。

外国からの人材受け入れやITの活用、介護ロボットなど新しい取り組みも始まってはいますが、それで人手不足を解消できるかどうかはわかりません。

福祉事業所や施設の人手不足は今後も続き、かなり厳しい状況におちいると考えています。

経験より人柄を重視する

これは事業所や施設の方針によって分かれるところではありますが、生活支援員の場合は経験よりも人柄を重視する職場もあります。

日常生活に支障のある障がい者を相手にする以上、コミュニケーション能力が大切になってくるからです。

コミュニケーションが大切な例を挙げると以下の通り。

職員相手
利用者相手
  • 報告・連絡・相談
  • リーダーシップ
  • フォロワーシップ
  • チームワーク
  • 他職種連携
  • 食事・入浴・排泄介助
  • 生活支援
  • 行動支援
  • 傾聴
  • 悩み相談

利用者相手の場合、相手の気持ちにどこまで寄り添えるか、対等に接することができるかがポイントになってきます。

こればかりはどれだけOJTで学んでも、資料を読んでも身につけることが難しく、持って生まれた能力が必要になってきます。

利用者は好き・信頼している職員には心を開きます。反対に嫌い・信頼していない職員には不安定になった時、攻撃をしてくる場合があります。常日頃の接し方の差が出てくるのです。

読者

とはいえ、時には厳しさも必要なんじゃないの?

ふくた

必要です。ですが、怒らなくても相手を納得させることはできます。それが「信頼」なのです。

ヘタに経験のある職員を雇って我流な接遇にはしられるよりも、なにもない余計な知識や経験のないまっさらな人を欲しがる職場もあるということを覚えておきましょう。

生活支援員に向いている人・向いていない人の特徴は生活支援員に向いている人・向いていない人の5つの特徴【介護職員も必見】に書いています。よろしければ合わせてお読みになって下さい。

特別なスキルを必要としない

生活支援員として働いていくのに必要なスキルはありません。

ほとんどの仕事が日常生活の延長上で賄えてしまうからです。

以下、生活支援員の仕事内容の例です。

生活支援員の仕事内容
  • 食事・入浴・排泄介助
  • 更衣の補助
  • 行動支援
  • 生活支援
  • パニック対応
  • 送迎

この中だと、送迎に普通自動車第一種免許が必要になってくるくらいで、あとは日常生活の延長で対応することができます。

以前、このようなツイートをしました。

ここでも書きましたが、特別なスキルは一切ありません。

強いて言えば、入浴や排泄介助、車いすからベッドに移乗する時に身体的な動きのテクニックはいくつかありますが、それも慣れの問題で短期間で習得可能です。

読者

よく腰痛めるって聞くけど・・・。

ふくた

介護ベルトや介護技術を駆使しても痛める場合、仕事量が自分のキャパオーバーの可能性があります。

上司に異動などを相談しても改善しない場合、比較的軽度な利用者が集まっている事業所や施設に乗りかえるのもアリです。

ふくた

働く上で特別なスキルは必要としませんが、仕事量が自分の限界を越えていると判断した場合は職場の見直しをはかりましょう。

食事・入浴・排泄介助が必要になってくる利用者はおもに生活介護の利用者が多いです。興味のある方はそちらも合わせてご覧になって下さい。
生活介護事業部に配属された生活支援員の業務内容を全部教えます!

生活支援員が取れる資格

生活支援員が取れる資格

上記で生活支援員になるために資格は必要ないと話しました。

にも関わらず、福祉周辺が資格で固められているのはなぜか。それは、経験者が「転職」する時に使うからです。

入職するのに資格が必要ないのは未経験者に多いパターン。経験者が転職する際は、やはり年数に応じた「証明」が必要になってきます。

以下、その資格の例です。

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 介護福祉士
  • 介護職員実務者研修(ホームヘルパー1級)
  • 介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
  • 社会福祉主事任用資格
  • サービス管理責任者

他にもありますが、今回は3つの国家資格とサービス管理責任者について触れていきたいと思います。

社会福祉士

社会福祉士は、身体や精神に障がいのある人、または日常生活になんらかの支障がある人に対して相談・助言・指導を行う福祉の専門職です。

ふくた

医療やその他の関係者と連携・調整をはかっていきます。

社会福祉に関する広い知識が身につき、ソーシャルワークの専門職として幅広い観点から仕事を行えるようになります。

ただし、合格率が低く難関試験の部類に入ります。

社会福祉士の合格率が低い理由に関しては社会福祉士の合格率が低い理由はこの5つ【0点科目があると即不合格】の記事を参考にしてみて下さい。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、精神に障がいを持っている方の心配事などに対して、保健・福祉の専門知識と技術をもって問題解決する専門職です。

ふくた

福祉系の資格の中では比較的歴史の浅い資格であり、1997年に誕生した国家資格です。

精神障がい者向けの施設や事業所で働く場合は、資格を持っておくと仕事をスムーズに進められるでしょう。

社会福祉士よりは合格率も高く取り組みやすい資格ではありますが、働ける場所やそもそもの求人数が少ないという面を持っています。

精神保健福祉士はよく社会福祉士と比較されます。興味のある方は以下の記事も合わせてお読みになって下さい。
 社会福祉士と精神保健福祉士どちらを先にとれば良いのか?

介護福祉士

介護福祉士は、心身に障害があることで日常生活に支援が必要な人に対して身の回りの世話をする専門職です。

介護福祉士に求められる仕事内容は近年変化しており、喀痰吸引など医療行為も業務内容に含まれてきています。

ふくた

支援対象者の生き方や生活全体に関わるので、利用者にとってより身近な有資格者といえます。

介護福祉士の取得を通して正しい介護のスキルを身につければ、利用者にとって適切な介護を提供できるようになるでしょう。

3福祉士の中では合格率が高く、一番最初に受ける国家試験としては最適です。実務経験3年介護職員実務者研修の受講が義務づけられていますが、条件をクリアできたら受験してみましょう。

甘くみてると落ちます。仮にも国家試験。気を引き締めていきましょう。

サービス管理責任者

サービス管理責任者とは、障がい福祉サービス事業所に配置が義務づけられている職種です。

障がい者に対する支援プロセスの管理や事業所で働く職員への指導・アドバイス、関係諸機関との連携業務などを担います。

ふくた

生活支援員との違いは、サービス管理責任者は利用者に対して支援を行う直接処遇職員ではない点です。

サービス管理責任者は支援プロセスの管理や障がい福祉サービス事業所全体のマネジメントを行います。

一方、生活支援員は、現場で利用者に対して支援を行います。なお、所定の条件を満たしていれば、サービス管理責任者と生活支援員は兼務しても構いません。

サービス管理責任者に関して詳しい仕事内容を知りたい方はサービス管理責任者の仕事内容って何なの?生活支援員がお答えしますの記事をご覧になってください。

生活支援員のキャリアアップ

生活支援員のキャリアアップ

生活支援員のキャリアアップにはいくつかの道のりがあります。

それは以下の通り。

  • 主任やリーダーを目指す
  • サービス管理責任者を目指す
  • 管理者・施設長を目指す
  • 資格取得を目指す
  • 転職する

キャリアアップを考えるということは、前向きに現状を打破したいということ。

ひとつひとつの詳しい内容は生活支援員がキャリアアップするための5つの方法【結局は資格かも】に記事を書いています。そちらも合わせてご覧ください。

生活支援員は将来へのステップアップの幅が比較的広く、やる気次第でどのようにでも広がっていけます。

将来的に施設や事業所の運営・管理を目指すのが一番のキャリアアップ と言っていいでしょう。

生活支援員が取れる資格を解説します!【国家資格ばかりじゃないよ】:まとめ

生活支援員が取れる資格を解説します!【国家資格ばかりじゃないよ】:まとめ

まとめたいと思います。

生活支援員が取れる資格についてお分かりになっていただけましたでしょうか。

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 介護福祉士
  • 介護職員実務者研修(ホームヘルパー1級)
  • 介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
  • 社会福祉主事任用資格
  • サービス管理責任者

一生懸命頑張って取得した資格。活かせる職場につきたいのは分かります。

でも、結局は人と人とのコミュニケーションが何よりも大事

ふくた

常に相手と対等な立場に立って、良好なコミュニケーションを取れるように日々精進しましょう。

あなたが生活支援員として、明るい未来に向かうことを願っています。

今回は以上となります。

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