どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・障がい者施設で働いている職員の本音が知りたい…。
・障がい者施設の職員に向いている人ってどんな人?
・障がい者施設の職員ってどうやって悩みを解決してるの?
こうした悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら私が障がい者施設で生活支援員の仕事をしており、働く職員の本音を知っているからです。
- 障がい者施設で働く職員の本音
- 障がい者施設の職員に向いている人
- 障がい者施設で働く職員のお悩み解決方法
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が障がい者施設で働く職員の本音について解説していきたいと思います。
この記事を読み終えることで、障がい者施設で働く職員の本音、向いている人、悩みの解決方法をつかむことができます。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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障がい者施設で働く職員の本音
障がい者施設だけでなく、福祉の世界は一般企業よりも独特なところがあります。
中でも、障がい者施設で働く職員の本音は大きく分けて5つあります。
- 女性の職員が多い
- 古株の職員がやっかい
- 人の陰口や悪口が多い
- 仕事にやりがいを感じにくい
- 給料が低くてモチベーションが上がらない
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
女性の職員が多い
障がい者施設のみならず、福祉業界は女性の職員が多いです。
仕事の内容が家事労働の延長にあるからです。
以下、家事労働的な仕事内容の例です。
- 三大介助(食事・排泄・入浴)
- 掃除
- 洗濯
- お茶くみ
- 配膳
どうでしょう?
一般的な家庭の主婦であれば、どなたでも経験していることだと思います。
子育てや家事労働の延長でまかなえちゃうんですね。今では男性でも家事・育児には積極的に参加している人が多いですが、それでもまだまだ女性の領域であることはぬぐえません。
私の経験でも、男性より女性の方が多い印象です。
ですので、女性と接するのが苦手、もしくは男性が多い職場がいいと思う方にとっては働くのが苦痛に感じるかもしれません。
自分の性格をよく吟味しましょう。
古株の職員がやっかい
離職率が高い、人の入れ替わりが激しいと言われる福祉の世界ですが、それでも息長く働き続けている人はいます。
女性ならばお局と言われる人です。
男性にはそれに匹敵する言葉がないので仮に「長老」とでもしておきましょう。
このような古株と言われる人たちにはやっかいな人が多いです。
以下、その例です。
- 自分のやり方以外を認めない
- 平気でパワハラ・セクハラを仕掛ける
- すぐ上にチクる
- 他の職員にあることないこと言いふらす
- 法人の変化についていかない
長年働いているだけあって、知識や技術はあるし、上への根回しが上手。
気に入られればやりやすいですが、気に入られないとかなり苦労します。
「お局」はなんとなくイメージできるんだけど、「長老」も同じなの?
「プライド」が人一倍高いですね。
元々男性はプライドで生きているところがあり、自分より能力がある新人が入ってくることを好ましく思いません。
時に男の嫉妬は女の嫉妬よりも根深いものになります。
この件に関してはツイートもしてます。
「男の嫉妬は女の嫉妬より怖い」男の方がプライドが高いからですね。上司や同僚から嫌がらせを受けている人。それは相手より自分の方が能力が高い可能性があります。あんまり酷ければ責任者に相談しましょう。それでも変わらなかったら辞めるのもありですね。
— ふくた@社会福祉士/生活支援員 (@fukushienblog) May 25, 2022
ツイート内容にもありますが、あなたに対する対応があまりにも酷ければ施設長や責任者に相談しましょう。
それくらい古株の人たちはやっかいな存在なのです。
人の陰口や悪口が多い
障がい者施設だけにとどまらず、福祉業界は人の悪口・陰口に汚染されています。
仕事に優劣がつけにくく、人の価値観や人生観によって左右されやすいからです。
仕事の成果をはかる物差しがないと、小さな摩擦が生じやすくなります。
「あの人のやり方はおかしい」「利用者を子供あつかいしてる」「普通そんなことしないよね」「常識がないよね」こんな思いが心中を駆けめぐるようになります。
それがエスカレートし、身近なパートや職員を味方につけ、特定の人に対して陰口や悪口を言うようになるのです。
なんか、同じ職場で働いているのに悲しいね…。
ネチネチしてますね。はたから聞いていると「そんなのどうでもいいじゃん。」って言いたくなることも多いです。
福祉の世界で働く職員は、このような悪口・陰口の対象にならないようにうまく立ち回っていきましょう。
仕事にやりがいを感じにくい
私のブログやSEOで上位表示されている福祉系のサイトでは、大抵「人から感謝されるやりがいのある仕事」と書かれています。
もちろん間違いではありません。そういう部分も確かにあります。しかしながら、ここは障がい者施設で働く職員の本音を話すコンテンツ。
本音を言うと、福祉の仕事は「やりがいを感じにくい仕事」でもあります。
その理由は、以下の通りとなります。
- 利用者が成長しにくい
- 利用者のできることが限定されている
- 見守りがメインなので、自分自身のスキルにならない
- 毎日ルーティンワークの繰り返しで飽きる
- 仕事が給料に反映されない
最後の給料以外は、利用者がらみです。
利用者の能力に合わせて作業やイベント企画を考えるので、それ以上のことはできないのです。
やれることが限られてるってこと?
仕事としてみると、人によっては「退屈」になってくるのです。
ずっと貼り絵の手伝い、ずっと空き缶潰しの手伝い、ずっと付録分解の手伝い。毎日毎日それのサポートの繰り返しだと、人によっては仕事に飽きてくる可能性があります。
働く上で「刺激」って大切です。
ここが数字や制作物で評価される一般企業や回復の見込める医療職との大きな違いです。
個人的なスキルを追求していきたいタイプには、向かない仕事だと言えます。
給料が低くてモチベーションが上がらない
障がい者施設で働く職員の給料は低いです。
財源が固定されているのと、利用者の受け入れ人数や人員配置が決まっているからです。
以下、給料の具体例です。
条件 | 年収 | 時給(ア) | 時給(派) |
新卒 | 316万円 | 1,004円 | 1,347円 |
シニア | 335万円 | 996円 | 1,348円 |
男性 | 328万円 | 1,040円 | 1,248円 |
障がい者福祉施設 | 283万円 | 997円 | 1,324円 |
障がい者施設 | 308万円 | 999円 | 1,258円 |
平均すると約320万円、初任給は手取りで16万円〜18万円くらいです。
中途採用の場合、資格の有無や経験の有無、年齢によって給与額の考慮があるとは言え、お世辞にも高いとは言えません。
毎日毎日しんどい思いをして利用者支援に当たっているのに、この給料だと仕事に対するモチベーションが続いていきません。
障がい者施設で働く職員は、誰しもこの給料の低さに葛藤を抱いています。
以上、見てきたように障がい者施設で働く職員はみなきつい思いをして働いているのです。
⇒生活支援員がきついと言われる5つの理由【3Kだけじゃないよ】
障がい者施設の職員に向いている人ってどんな人?
障がい者施設で働く職員ってどんな人が向いているのでしょうか。
私のブログでもこのテーマはあつかったことがあります。
そこでは色々書きましたが、ここは本音を話すコンテンツなので、ごちゃごちゃ言わずあえてひとつに絞りました。
それは素直さです。
福祉の仕事は、素直な人なら取り組みやすい仕事であると言えます。
以前このようなツイートをしました。
「障がい者はこわい」こう言って避ける人は多いです。そりゃあ挙動不審、奇声や大声を上げてるところをみたらそう思うのも当たり前。でも、接してみたら意外と純粋で裏表がない人も多い。偏見にとらわれず一度接してみると見方が変わると思います。食わず嫌いは自分の世界を狭めるだけですよ。
— ふくた@社会福祉士/生活支援員 (@fukushienblog) May 5, 2022
このツイートにもあるように、利用者はあなたよりもっと純粋で素直だったりするんです。
その素直さを受け止める素直な気持ちを持っていないと、利用者と本当の意味で信頼関係を築くことができません。
素直な人は職員にも利用者にも好かれます。
もしあなたが自分の性格がひねくれていて協調性がなく、心身ともに健康ではないと思っているのであれば、この仕事は向いていないかもしれません。
自分自身とよく向き合ってみるといいでしょう。
障がい者施設で働く職員の向き・不向きに関しては別の記事も書いています。
⇒生活支援員に向いている人・向いていない人の5つの特徴【介護職員も必見】
障がい者施設で働く職員のお悩み解決方法
障がい者施設で働く職員が抱える悩みは、給料以外だと以下のようなものがあります。
- 精神的にきつい
- 体力的にきつい
- 人間関係が良くない
- 利用者の支援がうまくいかない
- 上に評価されない
ひとつひとつ解決方法を含めてお話していきたいと思います。
精神的にきつい
とにかく利用者は何をしでかすか分かりません。
大声や・奇声、奇行を繰り返し、パニックを起こすと殴る・蹴る・ひっかく・噛みつくなどの暴力行為におよびます。器物破損行為や誤飲などもあり、目で追うだけでも精神的に消耗します。
自分に余裕がなくなってきたと感じたら、ひとりで対処するのではなく、同僚や上司と連携を取りながら対応するようにしましょう。
特に、「強度行動障がい」のある利用者はひとりで対応するのが難しく、なおさら周囲との協力を必要とします。
相手をしているとどうしても気が高ぶっちゃうんだけど?
できるだけ感情的にならないように心がけましょう。
障がい者施設で働く職員は福祉のプロです。
プロはどんな時でも落ち着いて冷静に業務にあたるようにしましょう。
体力的にきつい
障がい者の相手をするのは体力的にきついです。
上に挙げた以外でも車道に飛び出す、廊下や路上に座り込んで動かなくなる、道ゆく人に手を出す、じっとしていられないなど、とにかく問題行動が多いです。
10代や20代の体力のある利用者、強度行動障がいを持つ利用者にへばりついているだけでもヘトヘトになります。
こちらも上記同様、同僚や上司、場合によっては施設長や管理責任者と相談し改善策を一緒に考えましょう。
それでもダメなら、より手のかからない利用者が多い施設に移るのもひとつの手ですね。
人間関係が良くない
障がい者施設で働く職員同士の人間関係が良好な施設は少ないです。
常に人員不足で業務負担が多く、心にゆとりがないので、人間関係がギクシャクしやすいのです。
このような職場で働く場合は、自分の考え方や価値観を仕事と切り離して考えてみましょう。ある程度、仕事だと割り切った方が精神的に楽になります。
よくある「利用者さまのため」「利用者ファースト」という福祉業界に植えつけられた聖職者意識を捨て、あくまでも「単なる仕事」と考えた方が長続きしたりします。
また、逆にお互いじっくり話し合うことでいい方向に進むこともあります。
本音を伝えて尊重し合うことも人間関係を良好なものに導く大きなポイントです。
人間関係で苦しまないように、相手との心の距離を大切にしましょう。
利用者の支援がうまくいかない
「利用者が自分の言うことを聞いてくれない」「上手に支援できない」
利用者の支援を続けていると、このような壁にぶち当たります。
うまくいかない時は、自分にこう言い聞かせましょう。「うまくいかなくて当たり前」と。相手は障がい者。健常者ではないので難しいのは当たり前です。
それと、自分の言うことを聞いてくれないと言う考え方も捨てましょう。
障がい者だって人間です。あなたとの相性もあるし気分もある。あなたからの支援を受けたくない時だってあるのです。
そんな時は距離をとってみたり、熟練の職員に相談してみるのもありです。
自分に不必要に負荷をかけないようにしましょう。
上に評価されない
「何年勤めても役職になれない。」「頑張っているのに評価されない。」「後から入ってきた人に追い抜かされた。」
こんな悩みを持つ職員は多いと思います。
実はこれ、一番無駄な悩みなんです。
人の評価というのは相手に決定権限があるので、自分ではどうすることもできません。自分の力ではどうすることもできないことに悩み続けるのは本当に無駄なことなのです。
今一度、自分自身を振りかえってみましょう。
仕事に対する熱意はありましたか?どんな仕事にも真剣に取り組んできましたか?他の同僚たちとうまく連携をとってきましたか?
管理する側はこういうところを見てあなたを評価するのです。評価されないのは何かが足りない証拠。
どうしても評価に納得できない時はどうすればいいの?
迷わず転職しましょう!
今働いている職場の評価が、あなたの評価のすべてではありません。勤め先が変われば評価も変わります。
他人の評価に惑わされないようにしましょう。
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障がい者施設で働く職員の5つの本音【現役生活支援員が教えます】:まとめ
まとめたいと思います。
障がい者施設で働く職員の本音がお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 障がい者施設で働く職員の本音
- 障がい者施設の職員に向いている人
- 障がい者施設で働く職員のお悩み解決方法
障がい者施設で働いていると様々な悩みを抱えます。
押しつぶされないようにするには工夫も必要です。
悩みを抱え込まないように、心をリフレッシュさせる術を身につけましょう!
もし、今の職場の悩みが深くてどうしようもなかったら・・・
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長年勤め上げた職場。人それぞれ色々な思いがあるでしょう。
とはいえ心身に無理してまで居続けてしまうと、ストレスがたまり、心身を壊してしまうことにもなりかねません。
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順番に解説していきたいと思います。
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