どうも。ふくた(@fukushienblog)です。

・社会福祉士をとってよかったことって何かあるの?
・反対に社会福祉士をとらない方がよかったことってある?
・社会福祉士って将来性あるの?
こうした悩みを解決できる記事になっています。



なぜなら私が社会福祉士の資格を取得しており、とってよかったと思えることをいくつか経験しているからです。
- 社会福祉士をとってよかったこと
- 社会福祉士をとらなきゃよかったと思うこと
- 社会福祉士の将来性
▶︎本記事の信頼性


本記事では、福祉業界で生きる私が社会福祉士をとってよかったことについて解説していきたいと思います。
この記事を読み終えることで、社会福祉士を取得するメリットとデメリットが分かり、自分が社会福祉士を目指すべきかどうかが分かるようになります。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
社会福祉士をとってよかったこと


社会福祉士は福祉系の国家資格の中では難関資格の部類に入り、合格率も毎年30%前後で推移しています。
取得した安堵感だけでなく、実際にとってよかったと思うことはいくつかあります。
それは以下の通りです。
- 就職や転職の選択肢が増える
- 社会的な信用度が増す
- 相談支援の専門的な知識が身につく
- なんといっても自信がつく
- 任用資格が多くなる
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
社会福祉士をとってよかったこと① 就職や転職の選択肢が増える
普通に福祉業界に就職すると、まず現場の介護職や生活支援員が就職の受け皿になります。
社会福祉士を取得すると将来の選択肢が増えます。
なぜなら、社会福祉士を持っていないと就職できない仕事がいくつかあるからです。
以下、その例となります。
- 地域包括支援センター:必須
- 公務員:ほぼ必須
- 社会福祉協議会:ほぼ必須
- MSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー):ほぼ必須
- SSW(スクール・ソーシャル・ワーカー):ほぼ必須



へー。結構あるんだね。



社会福祉士を取得していないとこれだけの選択肢を逃してしまうのです。
いずれも若いうちからでないと書類選考すら通るのが難しく、採用のハードルも高いです。ですが社会福祉士を持っていないと面接を受けることすらできません。
現場の仕事が好きで一生現場で終わりたい方は別ですが、いろいろな視座に立って仕事をしてみたい方にとってはうってつけの資格です。
将来の選択肢が広がるのは、労働者にとって恩恵だと言えるでしょう。
社会福祉士をとってよかったこと② 社会的な信用度が増す
社会福祉士の取得すれば、周囲の評価が変わってきます。
福祉のプロフェッショナルとして、ある一定以上の知識やスキルを備えていると見られるからです。
名称独占資格ではありますが、当然名刺に「社会福祉士」と書くことができるので、関係機関や行政機関の信頼を得ることができます。



周囲の評価って。なにかエピソードとかある?



「すごい」「かっこいい」「頭いいんだね」「よく取れたね」って言われたことがあります。
現場の介護士や生活支援員からすると社会福祉士はある種の「花形資格」であることは言うまでもありません。
社会福祉士を持っていると、より信頼が増し支援力につながってきます。
職場でも一目置かれる存在になるのは間違いないです。
社会福祉士をとってよかったこと③ 相談支援の専門的な知識が身につく
社会福祉士を取得するために勉強しなければならない科目は実に多いです。
以下、その科目の例です。
深さには疑問がありますが、これだけの試験範囲をこなせば専門性の基礎は磨かれてきます。
社会福祉士の仕事は、様々な生活背景を持った方の相談に乗り、生活の向上に向けて関係機関や行政機関と連携していく役割を持っています。
相談支援をする際、法律や制度に対する正確な理解は必要になってきます。
取得した後も常に勉強していく姿勢が求められてくるのです。
社会福祉士をとってよかったこと④ なんといっても自信がつく
社会福祉士を取得すると、なんと言っても自分に自信がつきます。
もっと言うと誇りを持てるようになります。
以下は働きながら社会福祉士を取得する人の例です。
- 2年弱かかる養成施設を修了しなければならない
- (人によっては)ひと月にわたる実習がある。その間、仕事を休まなければならない
- 科目数が19科目で試験範囲が広い
- 合格率が30%程度。一科目でも0点を取ると即不合格
- 何度も落ちてる人がいる
これだけのいばらの道をクリアして取得した資格です。自信にならないわけがない。
働きながら苦労して取得した国家資格は輝きが違うのです。
胸を張って堂々と社会福祉士を名乗りましょう。
社会福祉士をとってよかったこと⑤ 任用資格が多くなる
社会福祉士を取得すると、任用資格が10以上ついてきます。
任用資格というのは、特定の職業や職位に任用されるための資格のことを指します。
以下の表をご覧ください。


この表から抜粋するだけでも以下のような職種があります。
- 査察指導員、現業員
- 身体障害者福祉司
- 知的障害者福祉司
- 老人福祉指導主事
- 児童相談所 所長
- 児童福祉司
- 社会復帰調整官
- 生活相談員
- 生活指導員
- 児童指導員
- 家庭支援専門相談員
- 退院後生活環境相談員
- ひきこもり支援コーディネーター(専門職)
- 地域生活定着支援センター 担当職員
これだけの任用資格を得られるということはそれだけ社会福祉士の資格が重宝されている証でもあります。
将来の選択肢が増える意味でも社会福祉士を取得してよかったと思えるでしょう。
社会福祉士をとらなきゃよかったと思うこと


反対に社会福祉士をとらなければよかったと思うことを挙げてみましょう。
具体的には以下のようになります。
- 社会福祉士は資格がなくても働ける
- 社会福祉士は資格を取得しても通用しない
- 社会福祉士は給料が低い
- 社会福祉士はストレスが大きい
- 社会福祉士はバカにされる?
苦労して取得した社会福祉士には、このような負の側面も隠されています。



なんかガッカリしてくるのもあるね・・・。



中でも給料は一番痛いところでもあります。
いいところばかりではなく、悪いところもしっかり見据えて取得を目指しましょう。
詳しくは過去記事に書いてありますのでよろしければ合わせてお読みになって下さい。
⇒社会福祉士を取ったあとの後悔5選【思っていたよりメリットがないかも】
社会福祉士の将来性


社会福祉士は将来性が見込める資格です。
次の図を見てみましょう。
ご覧に通り、約40%が高齢者福祉関係に就職しています。
他にはパーセンテージこそ低いものの、「児童・母子福祉関係」が注目の分野です。
日本は高齢者の割合がどんどん増え、児童虐待の数も加速度的に増えています。支援対象者が増えれば社会福祉士のニーズは自ずと高くなっていくのです。
社会状況が変わらない限り、社会福祉士の仕事がなくなることはまずないでしょう。
別記事に詳しい内容を書いています。合わせてお読み下さい。
⇒社会福祉士は需要ないって本当なの?【年齢と実務経験次第です】
社会福祉士をとってよかったこと5選【現役社会福祉士が徹底解説】:まとめ


まとめに入りたいと思います。
社会福祉士をとってよかったことについてお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 社会福祉士をとってよかったこと
- 社会福祉士をとらなきゃよかったと思うこと
- 社会福祉士の将来性
変わりゆく社会環境の中で、社会福祉士は必要とされる資格です。
取得する気持ちのある方はぜひチャレンジしてみて下さい。
社会福祉士に関してさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひあわせて読んでみて下さい。



今回は以上です。