社会福祉士を諦めた人がたどる道5選【現役社会福祉士が解説】

社会福祉士を諦めた人がたどる道5選【結局諦めないのが一番いい】
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どうも。ふくた(@fukushienblog)です。

読者

・社会福祉士を諦めた人ってどうしてるの?
・社会福祉士を諦めた理由って何?
・社会福祉士を諦めないですむ方法とかってないのかな?

こうした悩みを解決できる記事になっています。

ふくた

なぜなら私が社会福祉士の資格を取得しており、そのシンドさを分かっているので諦めた人の気持ちが分かるからです。

本記事の内容
  • 社会福祉士を諦めた人ってどうしてるの?
  • 社会福祉士を諦めた理由って何?
  • 社会福祉士を諦めないですむ方法

▶︎本記事の信頼性

プロフィール

まったくの異業種・未経験から福祉の世界へ!社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士を取得して3福祉士に!サービス管理責任者も取得しています!

本記事では、福祉業界で生きる私が社会福祉士を諦めた人がたどる道について解説していきたいと思います。

この記事を読み終えることで、社会福祉士を諦めるとどうなるかが分かり、諦めないようにするにはどうすればいいかが分かるようになります。

ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。

目次

社会福祉士を諦めた人ってどうしてるの?

社会福祉士を諦めた人ってどうしてるの?

社会福祉士は福祉系の国家資格の中では最難関です。合格率も毎年30%前後で推移していました。

第35回社会福祉士国家試験の合格率が44.2%、第36回が58.1%と合格率が上がり、30%前後で推移していた頃と比べると合格しやすくなってきてます。

それでも、何度も落ちてる人がいて社会福祉士を諦めてしまう人もいます。

その後たどる道は以下の通りです。

  • 他業界へ流れる
  • 介護職員や生活支援員として現場の経験を積む
  • サービス管理責任者やサービス提供責任者などを取得してキャリアアップする
  • 社会福祉主事任用資格を取得する
  • 介護福祉士や精神保健福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)を取得する

ひとつひとつ解説していきたいと思います。

社会福祉士を諦めた人がたどる道① 他業界へ流れる

合格率が上がってきてるとは言え、社会福祉士は試験範囲が広い難関試験。

そこに挑む受験者の思いは強く、心が折れてしまった場合他業界に流れてしまう人も出てきます。

なぜなら、介護職や生活支援員などの現場仕事をやりたくないからです。

利用者を行政機関や関連施設につなぐ相談支援に比べると、三大介助(食事・入浴・排泄)や移乗、パニック対応など身体を酷使するので、現場の仕事に就きたくないと思うのは自然なことなのです。

読者

え?でも他業種でも身体を使う仕事ならあるよ?

ふくた

確かにそうなんですが”燃え尽き”ちゃうんですね。福祉に対する気持ちも失くなってしまうんです。

人間一度心が折れると、なかなか元には戻れません。

それは数字の面にも現れています。

総数

総数
受験者数合格者数合格率
合計34,539人20,050人58.1%
出典:第36回社会福祉士国家試験合格発表

福祉系大学

新卒既卒
受験者数合格者数合格率受験者数合格者数合格率
合計8,308人6,381人76.8%10,248人4,275人41.7%
出典:第36回社会福祉士国家試験合格発表

短期養成校

新卒既卒
受験者数合格者数合格率受験者数合格者数合格率
合計845人575人68.0%1,461人647人44.3%
出典:第36回社会福祉士国家試験合格発表

一般養成校

新卒既卒
受験者数合格者数合格率受験者数合格者数合格率
合計5,684人4,586人80.7%6,603人3,061人46.8%
出典:第36回社会福祉士国家試験合格発表

新卒の合格率に比べると、既卒の合格率が格段に低いのが分かると思います。

社会福祉士は数字の面から見ても、一度でも落ちると再受験して合格するのはかなり難しい試験なのです。

社会福祉士を諦めた人がたどる道② 介護職員や生活支援員として現場の経験を積む

社会福祉士を諦めたとしても福祉業界でやっていきたい場合、現場の介護職や生活支援員として働く人もいます。

現場の介護職や生活支援員として実務経験を積みながら、相談職として働く機会を狙えます。

読者

相談員って社会福祉士がないとなれないんじゃないの?

ふくた

そんなことありません。精神保健福祉士や社会福祉主事でもなれます。

自治体によっては介護福祉士や介護施設の施設長経験者でも生活相談員として働ける場合があります。そればかりでなく、一定の実務経験があれば無資格でなれることもあります。

あくまで相談職が希望であれば、都道府県や自治体によって要件が異なる点をつかんでおきましょう。

社会福祉士を諦めた人がたどる道③ サービス管理責任者やサービス提供責任者などを取得してキャリアアップする

現場の介護職や生活支援員として実務経験を積むと、サービス管理責任者やサービス提供責任者としてキャリアアップしていけます。

それぞれの役割は以下の通りとなります。

サービス管理責任者
サービス提供責任者
  • 障害者総合支援法において、障害福祉サービスを提供する事業所への配置が義務付けられている。(通称・サビ管)。
  • 個別支援計画の作成やスタッフへの指導など様々な業務を担う。
  • 一定の実務経験と研修修了が必要。
  • 訪問介護サービスの利用者が質の高いサービスを受けられるようにサポートする。(通称・サ責)。
  • ヘルパーと利用者の調整・利用者さんのアセスメント・「訪問介護計画書」の作成・ケアマネジャーとの連携などを行う。
  • 認められるためには資格要件が必要。

それぞれの詳しい取得要件に関しては以下の外部リンクをご参照ください。

サービス管理責任者
サービス提供責任者(大阪府)

どちらも配置が義務付けられており、求人を見ても給料が高く設定されています。

キャリアアップとしては相応しい資格となっています。

社会福祉士を諦めた人がたどる道④ 社会福祉主事任用資格を取得する

社会福祉士と似たような名前で社会福祉主事任用資格があります。

社会福祉主事任用資格の取得方法は以下の通りです。

主事ルート
参考:社会福祉主事任用資格の取得方法

大卒の方はご自分が履修して卒業した科目をもう一度見直してみましょう。

3科目以上厚生労働大臣が指定する科目を履修していれば、社会福祉主事任用資格を取得していることになります。3科目主事とも言われます。

あとは、通信教育を1年間受ける方法があります。

この場合、受講している期間中勤めている会社を辞めてしまうと取得することができません。

社会福祉主事の通信教育を受けたら原則1年間は職場を変えられないと思っておきましょう。

社会福祉士を諦めた人がたどる道⑤ 介護福祉士や精神保健福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)を取得する

他の国家資格である介護福祉士精神保健福祉士、公的資格である介護支援専門員(ケアマネージャー)を取得しにいく人もいます。

中でも介護福祉士は狙い目です。

以下、介護福祉士の合格率です。

年度合格者数受験者数合格率
第35回66,71179,15184.3%
第34回60,09983,08272.3%
第33回59,97584,48371.0%
第32回58,74584,03269.9%
第31回 69,73694,61073.7%

ご覧の通り合格率が70%以上あり、社会福祉士の合格率と比べると取得のしやすさが分かると思います。

以下、ツイートをしてます。

合格率は高いですが、だからと言って絶対受かると決まったわけじゃありません。

仮にも国家試験。甘く見ると落ちます。

実務経験が3年以上あり、介護職員実務者研修を受けている人はぜひ受験してみましょう。

社会福祉士を諦めた理由って何?

社会福祉士を諦めた理由って何?

社会福祉士を諦めた最大の理由は何度も落ちてるからです。

以下、ツイートを集めてみました。

ネットで情報を集めると、大体受験回数2〜3回がモチベーションのピーク

これ以上回数を重ねると諦めていく人が多い印象です。

再チャレンジしようとする方はこんな人が多いです。

こういう僅差で落ちてしまった方は再チャレンジの意欲が出るようですが、大差で落ちてしまった方は諦めてしまうようです。

読者

実際勉強大変なんでしょ?

ふくた

大変ですよ。科目は多いし。働きながらやるならもっとです。

何度も落ちるとそのうち心が折れ受験から気持ちが離れていきます。

そうならないようにするためにも、一発合格を胸に試験に挑むのをおすすめします。

社会福祉士の合格率が低い理由に関しては以下に記事を書いています。合わせてお読みになってください。
社会福祉士の合格率が低い理由はこの5つ【0点科目があると即不合格】

社会福祉士を諦めないですむ方法

社会福祉士を諦めないですむ方法

これは言うまでもありません。

一発で合格すること。これしかありません。

あの科目数に試験範囲。またもう一年やることになっただけでも気が遠くなってきませんか?モチベーションが続くかどうかも心配ですよね。

なので、勉強方法や戦略をよく練ってから試験勉強にとりかからないといけません。

読者

いい勉強法とかあったら教えて欲しいんだけど?

ふくた

このやり方で勉強すれば、絶対合格できるとか一発で合格できるとかそんなものはないと思います。

ですが、ここで参考までに私の社会福祉士国家試験へのアプローチをご紹介します。

私の社会福祉士国家試験へのアプローチ
  • 社会福祉士養成施設を修了
  • 過去問題集を鬼リピート
  • 模擬試験は一切受けてない
  • セミナーには通ってない
  • 受験仲間はひとりも作ってない
自分との戦いでしたね。

おすすめできるのは過去問題集の鬼リピートです。

私は過去問題集5年分を10回転以上しました。隙間時間には社会福祉士の過去問アプリを使って素早く解いていました。

働きながら勉強している身としては時間が許す限り過去問題集を繰り返し解きました。

読者

やってて飽きなかった?

ふくた

正直飽きました。でもこのしつこいくらいの繰り返しが合格を呼び寄せたと思っています。

正答に一喜一憂するだけでなく、この選択肢はどこが間違っているのか理解するために解説をよく読みこみました。

自分に合う勉強方法は人それぞれですが、この過去問題集の繰り返しだけは合格するためには必須だと思っています。

社会福祉士の勉強方法に関しては、以下に詳しい記事を書いています。
社会福祉士のおすすめ勉強方法【社会人はいつから時間をかけて挑むべきか】

社会福祉士を諦めた人がたどる道5選【現役社会福祉士が解説】:まとめ

社会福祉士を諦めた人がたどる道5選【現役社会福祉士が解説】:まとめ

まとめに入りたいと思います。

社会福祉士を諦めた人がたどる道についてお分かりになっていただけましたでしょうか。

  • 社会福祉士を諦めた人ってどうしてるの?
  • 社会福祉士を諦めた理由って何?
  • 社会福祉士を諦めないですむ方法

社会福祉士を諦めても諦めなくても人生は終わりません。

選択肢は色々あるのだけは覚えておいてください。

社会福祉士に関してさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひあわせて読んでみて下さい。

ふくた

今回は以上です。

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