どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・社会福祉士国家試験を何度受けても受からないんだけど・・・。
・試験に受からない原因ってなんだろう。
・どうすれば合格できるのかな?
こうした悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら、私が社会福祉士国家試験に挑み、合格するまでの苦難を経験してきているからです。
- 社会福祉士国家試験の合格率について
- 社会福祉士に受からない理由
- 社会福祉士に合格するための秘訣
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私があなたが社会福祉士に受かる気がしない理由について解説していきたいと思います。
この記事を読み終えることで、社会福祉士国家試験に受からない理由と対策についてつかむことができます。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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社会福祉士国家試験の合格率について
社会福祉士国家試験の合格率は低いです。
以下の表をご覧ください。
実施時期 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
2024年(第36回) | 58.1% | 34,539人 | 20,050人 |
2023年(第35回) | 44.2% | 36,974人 | 16,338人 |
2022年(第34回) | 31.1 % | 34,563人 | 10,742人 |
2021年(第33回) | 29.3% | 35,287人 | 10,333人 |
2020年(第32回) | 29.3% | 39,629人 | 11,612人 |
おおむね30%前後で推移してます。
100人受けたら70人は落ちる試験です。そう簡単ではないことがわかると思います。
※社会福祉士国家試験は第35回(令和4年度)の合格率が44.2%、第36回(令和5年度)が58.1%と、以前のように合格率が30%前後を推移していた頃と比べると取り組みやすくなってきています。
おまけに一度不合格になってしまった人の合格率はさらに低いです。
以下、その具体例となります。
福祉系大学
総数 | 新卒 | 既卒 | |||||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
合計 | 21,756 | 6,327 | 29.1 | 8,200 | 4,596 | 56.0 | 13,556 | 1,731 | 12.8 |
短期養成校
総数 | 新卒 | 既卒 | |||||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
合計 | 2,622 | 676 | 25.8 | 1,059 | 439 | 41.5 | 1,563 | 237 | 15.2 |
一般養成校
総数 | 新卒 | 既卒 | |||||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
合計 | 13,201 | 4,350 | 33.0 | 5,389 | 3,100 | 57.5 | 7,812 | 1,250 | 16.0 |
新卒の合格率に比べると、既卒の合格率が格段に低いのが分かると思います。
再受験しても、受からない確率が圧倒的に高いので、「記念受験だから落ちてもいいや」とか「落ちても次頑張れば大丈夫だろう」などと試験を安易に考えるのはやめましょう。
「絶対一発で合格してやるんだ!!」と強い決意を持って試験にのぞみましょう。
社会福祉士の合格率が低い理由については、以下に記事を書いています。
⇒社会福祉士の合格率が低い理由はこの5つ【0点科目があると即不合格】
社会福祉士に受からない理由
社会福祉士に受からない理由は以下の通りとなります。
- 勉強量が足りていない
- 勉強の質が悪い
- 勉強方法が悪い
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
勉強量が足りていない
社会福祉士に受かる気がしない人は、そもそも勉強量が足りていません。
※令和 6 年度(第 37 回試験)から出題基準が変更になります。今後、社会福祉の動向等により一部を変更することがあります。事前によく調べておきましょう。
社会福祉士の出題科目数(予定)を見てみましょう。
科目名 |
医学概論 |
心理学理論と心理的支援 |
社会学と社会システム |
社会福祉の原理と政策 |
社会保障 |
権利擁護を支える法制度 |
地域福祉と包括的支援体制 |
障害者福祉 |
刑事司法と福祉 |
ソーシャルワークの基盤と専門職 |
ソーシャルワークの理論と方法 |
社会福祉調査の基礎 |
高齢者福祉 |
児童・家庭福祉 |
貧困に対する支援 |
保健医療と福祉 |
ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) |
ソーシャルワークの理論と方法(専門) |
福祉サービスの組織と経営 |
合計:19科目 |
これだけの科目数をこなすには、それ相応の勉強時間が必要になってきます。
社会福祉士の国家試験に合格するためにはおよそ300時間以上の勉強時間が必要だと言われています。
300時間は、勉強だけに集中できる環境であれば、毎日2時間の勉強で5カ月程度を必要とします。また、毎日1時間の勉強をすれば10カ月程度の期間を必要とします。
最低でも半年近くはかかるということです。
でも、物覚えって個人差があるよね?
もちろんあります。人によってかなりの差が出てきます。
学者10人の名前を全員覚えるのに1ヶ月かかる人もいれば3ヶ月かかる人もいます。
一番大切なのはどれだけ覚えたかということ。
以下の表をご覧ください。
有名なエビングハウスの忘却曲線です。
人間は覚えたての頃を100%とすると、一月経てば記憶保持率が約20%ほどにダウンしてしまうのが分かります。
つまり、忘れないようにする工夫も必要になってくるのです。
社会福祉士に受かる気がしない人は、まず十分な勉強時間が確保されているかを今一度再確認してみましょう。
勉強の質が悪い
社会福祉士に受かる気がしない人は、勉強の質が悪いです。
以下、その具体例です。
- ついスマホを見てしまう
- ついPCやTVを見てしまう
- ついベッドで寝てしまう
もし、ひとつでも当てはまるのならば、勉強する環境を変えてみましょう。
集中できない環境で勉強を続けるのは、明らかに効率が悪いからです。
例えば、法律や制度を覚えている最中にスマホやPCを見てしまうと、そっちに意識が向いてしまい普通に覚えられるものも覚えられなくなってしまいます。
じゃあ、自宅で勉強するのは難しいってことかな?
それも人によるけど、近くに図書館や勉強スペースのある公共施設、喫茶店なんかあったら利用してみるのもおすすめです。
逃げ場が少なくなる分、誘惑も少なくなります。
それから、休日などにまとめて勉強するのも良くありません。
上のエビングハウスの忘却曲線からも分かる通り、人間はひと月も経てばほとんどのことを忘れてしまうからです。
それよりも、ちょっとの時間、10分くらいでも構わないので毎日勉強する習慣を身につけた方がはるかに効率が良いのです。
だまされたと思って、毎日ちょっとずつ勉強してみましょう。週末にまとめてやるよりはるかに記憶の残りがいいのに気づくと思います。
勉強の質を上げるには、環境の改善と習慣づけが大切になってくるのです。
勉強方法が悪い
社会福祉士に受かる気がしない人は、勉強方法も悪いです。
以下、その具体例となります。
- 教科書(参考書)を真面目に読む
- ノートを作る
- 模擬試験を受けまくる
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
教科書(参考書)を真面目に読む
社会福祉士の教科書や参考書を読みこむのはやめましょう。
いくら読んで分かったつもりになっても、いざ問題を解いてみるとまったく解けないからです。
これは、スキーの本を大量に読んで理解したつもりでも、実際にやってみると思ったように滑れないのと似ています。
本を読んで知識を得ることと、問題を解く力を養うことはまったく別物です。
なので、やみくもに参考書(教科書)を読むのに時間を使うのはやめましょう。
ノートを作る
ノートを作るのもやめましょう。
参考書から抜き出してまとめるだけの作業になってしまうからです。
ノートに書き込む量が増えれば増えるほど「やってる感」が上がり、勉強した気になってしまうのです。
ちなみに私は社会福祉士の勉強をしていた時、ノートはいっさい作りませんでした。
同じようなことがラインにも言えます。
もちろん、気になるところをマーキングするのは悪いことではありませんが、いつの間にかマーカーでラインを引くだけの作業におちいりやすく、勉強した気になってしまうのです。
大事なのは、どれだけ覚えたか、どれだけ理解したかなのです。
一番身につくやり方を考えましょう。
模擬試験を受けまくる
模擬試験も受ける必要ありません。
問題が本試験より難しかったり、作問が過去問の焼き直しをしていたりするケースが目立つからです。
本試験より高いレベルの問題を解いてばかりいると、覚える量が増え点数の悪さに自信がなくなります。作問が過去問の焼き直しなら普通に過去問を解けばいいだけ。
試験会場で緊張しないためにも場数はふんだ方がいいんじゃないの?
そういう意見もありますが、模擬試験会場と本試験会場の雰囲気はまったく別物です。
高いお金を払って、模擬試験を受けまくり、その答え合わせに追われ、新しく覚える量ばかりが多くなるのはまさに本末転倒。
ちなみに、私は社会福祉士国家試験に合格するまで、1度も模擬試験を受けたことはありません。
模擬試験を開催する学校などの不安をあおるキャッチコピーに踊らされないようにしましょう。
社会福祉士に受からない理由については以下に記事を書いています。
⇒社会福祉士が受からない大きな2つの理由【勉強の質と量に問題あり】
社会福祉士に合格するための秘訣
それでは、社会福祉士に受かる気がしない人に必勝方法を伝授したいと思います。
それはシンプルです。
過去問題集を何度もやりこむことです。
社会福祉士に合格するための方法はこれ一択と言っていいでしょう。
過去問を何度もやりこむことで、得意分野と苦手分野が分かり、頻出問題と一過性の問題の区別がつくようになってきます。
ここで注意しなければならないことは、問題の正解・不正解に一喜一憂しないことです。
なぜなら、作問者は、ある年では正解だった選択肢を不正解に、不正解だった選択肢を正解に持ってきます。もちろん、その中に今まで見たことがない選択肢も混ぜてきます。
なぜ正解なのか、なぜ不正解なのかひとつひとつの選択肢をしっかり記憶して理解できるようになるには、結局過去問題集を何度もやりこむしかないのです。
その際、解説をしっかり読みましょう。
良い過去問題集の解説はそれだけで良質な教科書とも言えます。
インプット・アウトプットの両方を兼ね備えた過去問題集のやり込みこそが、社会福祉士の合格に近づくのです。
おすすめの過去問題集はこちら。
社会福祉士の試験が難しいと言われる理由を以下に書いています。
⇒社会福祉士の試験が難しいと言われる理由を解説します【解決策も教えます】
あなたが社会福祉士に受かる気がしない5つの理由【逆転合格するコツも解説】:まとめ
まとめたいと思います。
社会福祉士に受かる気がしない理由がお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 社会福祉士国家試験の合格率について
- 社会福祉士に受からない理由
- 社会福祉士に合格するための秘訣
社会福祉士国家試験に合格するには相当な覚悟が必要になってきます。
社会福祉士に受かる気がしない人は、もう一度自分を見つめ直してみましょう。
今回は以上となります。
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