どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・生活支援員のニーズってどれくらいなの?
・生活支援員の面接に落ちた理由がわからない。
・どうすれば受かるかな?
こうした悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら、私が生活支援員の面接を受けて、合格・不合格を体験してきているからです。
- 生活支援員の有効求人倍率
- 生活支援員の面接に落ちる理由
- 生活支援員の面接対策
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が生活支援員の面接に落ちた理由について解説していきたいと思います。
この記事を読み終えることで、生活支援員のニーズや面接対策についてつかむことができます。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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生活支援員の有効求人倍率
まずは、生活支援員の世の中的なニーズを知っておきましょう。
生活支援員の有効求人倍率は以下の通りとなります。
令和元年度における有効求人倍率(生活支援員、就労支援員等)は3.74倍でした。 職種全体の求人倍率1.55倍と比べて、高い水準であることがわかります。
参考:バイトルPROマガジン
他の職業と比べてみます。
職種 | 有効求人倍率 |
建築躯体工事の職業 | 7.99 |
保安の職業 | 6.33 |
土木の職業 | 5.91 |
建築・土木・測量技術者 | 5.40 |
採掘の職業 | 4.07 |
この表の中では一番低い「採掘の職業」と比べても、さほどの差がないことが分かります。
福祉業界は、深刻な人材不足で有名。そのため、一部には「受ければ誰でも受かるよ」といった甘い考えを持った人もいると思います。
しかしながら、福祉の仕事は人の命を預かる仕事。
事業所や施設にもよりけりですが、必ずしも「人がいないから誰でもいい」とはなりません。
やはりそこには、一定以上の合格基準を越えないと受からない現実があるのです。
生活支援員の面接に落ちる5つの理由
生活支援員の面接に落ちる理由は以下の通りです。
- 身だしなみが整っていない
- 会話ができない
- 志望動機が弱くてネガティブ
- 下調べしていない
- 逆に質問しない
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
身だしなみが整っていない
面接で最重要だと言えるのが身だしなみです。
どんなに輝かしい経歴を持っていても、見た目が悪いと一気に合格率は下がります。
例えば曲がったネクタイ。長い爪。肩に落ちているフケ。シワのあるスーツ。どれをとっても相手に悪い印象を持たれてしまいます。
以下は私の経験談です。
面接ではないのですが、1日実習をやりにある男性が施設に来ました。その方はラフというより体型に合っていない服を着ていて、髪もなんの手入れをしていない状態でした。
私はそれを見て、実力はともかくなんかそれだけで「パッとしない」「やる気がない」印象を受けました。
面接や実習は自分を知ってもらうための場なのに、すごく損をしている感じがしました。
面接時に気をつけておきたい身だしなみは以下のとおり。
部分 | ポイント |
髪型 | ボサボサだったり、目にかかったりすることのないように。 |
服装 | Tシャツや短パン、ジーンズなどラフな格好はNG 。 |
爪 | あまりに伸びていると不潔な印象を与えてしまう。 |
メイク(女性) | 派手すぎないナチュラルメイクを心がけましょう。 |
ネイル(女性) | 落ち着いた手入れにしておきましょう。 |
相手からみて失礼のない服装を心がけることが大切。
鏡に写して何度もチェックしておきましょう。
会話ができない
面接官から質問された内容には端的に、できれば「結論」から答えるようにしましょう。
長い返答や、質問の趣旨からズレた返答をしてしまうと、コミュニケションが一方通行になりがちです。
まして、相手の話をさえぎるのは最悪。
コミュニケーション能力がない人だと思われてしまいます。
少しでも会話のキャッチボールができるようになるためには、相手の話したことをあえて復唱することで、自分の思考を整理する習慣をつけていきましょう。
志望動機が弱くてネガティブ
面接を受けたときに必ずと言っていいほど聞かれるのが「志望動機」。
面接をする側にとっても、なぜ生活支援員の道を志したのか、なぜこの施設(事業所)を選んだのかを聞くことは相手の熱意をくみとるチャンスでもあるからです。
「福祉に興味があったから」「人の役に立ちたかったから」という答えはありきたりすぎて、面接官にあまり刺さりません。
ネガティブな志望動機もダメです。
「すぐに辞めてしまうのではないか」「職員とうまくやっていけないのではないか」と悪い印象を持たれてしまいます。
具体例は以下の通り。
- 給料が低かったから
- 人間関係に嫌気がさしたから
- 身体的にも精神的にもキツかったから
- 通勤時間が長くて耐えられなくなったから
- 将来性がなかったから
例え本当のことだったとしても、面接の場で洗いざらい話してしまうのは論外です。
ポジティブな志望動機の例は以下の通りとなります。
- キャリアアップして管理職を目指したかったから
- 取った資格を活かしたかったから
- こちら(新しい職場)の事業内容の方が自分を活かせると思ったから
- 法人の経営理念や運営方針に共感したから
- 事業所の展開から見て将来性を感じたから
ただ「頑張ります!」と言うのではなく、自分がどのような働き方をしたいのか、将来どうなりたいのか、どういう形で事業に貢献できるのかと言う「ビジョン」を示すとより説得力のある志望動機になります。
とにかく前向きな印象を相手に与えるようにしましょう。
下調べしていない
面接では、応募先の給料や待遇面だけでなく、事業内容まで深く掘り下げておいた方が有利に働きます。
面接官はある程度自社のことを下調べしていることを前提に話してきます。そこで的外れな回答をしてしまうとそれだけで勉強不足な印象を与えてしまいます。
施設の特色や規模、運営方針や経営理念などを入念にチェックしておく必要があります。
せめて法人のホームページ、もしあればブログなどを可能な限り見ておきましょう。
相手のことを知っておくことは、面接を受ける人間の最低限度のマナーであると言えます。
逆に質問しない
ひと通りの面接が進んで最後に「何か質問がありますか?」とほぼ聞かれます。
この時に「何もありません」と答えてしまうと、一気に不採用の坂を転げ落ちることになります。
何も質問しないと言うことは、話を聞いていて「自社に興味がない?」「就職できればどこでもいい?」と思われてしまうからです。
質問内容がある場合でも注意が必要なのは「個数」です。
どんなに多くても3つくらいまでにしておきましょう。それ以上になると、面接官にうんざりされてしまう恐れがあります。
また、給料や待遇面ばかり聞くのも避けましょう。
相手からすれば、「待遇面しか興味がないのか」と思ってしまいます。
自分がやってみたい仕事や将来像などを話してみるといいでしょう。
生活支援員は無資格・未経験でもチャレンジできる職種です。以下に記事を書いています。
⇒生活支援員は未経験や無資格・ブランクありでもなれますか?【全然OKです】
生活支援員の面接対策
生活支援員になるための面接対策は以下の通りです。
- 履歴書を丁寧に書く
- 志望動機をはっきりさせる
- 明るくハキハキと会話をする
- 身だしなみを整える
- 応募先のことを調べておく
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
履歴書を丁寧に書く
履歴書は求職者の顔。
誤字・脱字が多かったり、修正液や二重線での訂正が多い履歴書は汚れた顔で面接を受けるようなものです。
採用官によっては、字の雑さでその人をはかってきます。
もし、手書きに自信がなかったら、Wordなどで打ち込んでしまうのもあり。
今や履歴書はPCなどで作ってしまった方が出来栄えがきれいです。
手書きで提出を求められる施設や事業所以外は、PCで作成するといいでしょう。
志望動機をはっきりさせる
「どうして生活支援員になりたいのか」「生活支援員になって何がやりたいのか」生活支援員になってやりたい理由を深堀りしましょう。
面接官はどうしてこの職業に就きたいのか知りたいものです。
「人の役に立ちたかったから」とかありがちな理由ではなく、自分なりの熱い思いをぶつけてみるといいでしょう。
志望動機が採用官の心に刺さらなければ合格は遠ざかります。
自分なりのやりたい理由を言語化して面接にのぞみましょう。
生活支援員の志望動機の書き方について記事を書いています。
⇒障がい者施設で働く生活支援員の志望動機はこう書け!【例文つき】
明るくハキハキと会話をする
生活支援員の現場では、長く一緒に働いていける人を求めています。
なので、明るくポジティブに働けるかどうかが重要になってきます。
面接官が聞き取れないような小さい声で話したり、うつむき加減で会話をされるとそれだけで暗く、引っ込み思案な人間だと思われてしまいます。
利用者の中には、うまくコミュニケーションが取れない人、自分の身の回りのことができない人がたくさんいます。
元気で明るい対応ができる人はそれだけで職場の雰囲気をよくします。
採用官にはできるだけ明るくハキハキと受け答えするようにしましょう。
身だしなみを整える
面接での第一印象は見た目です。
職場にもよりますが、なるべくきちんとしたスーツでのぞむようにしましょう。
カジュアルすぎる格好は、相手に軽い印象を与えてしまいます。
無精髭をはやす、鼻毛が伸びている、目ヤニがついている、服が着くずれているなどはもってのほか。
いかに礼儀正しいさをアピールできるかが勝負となります。
応募先のことを調べておく
応募先のことは企業のホームページなどで必ず確認しておいてください。
面接官は、相手が職場の知識を持っている前提で話してきます。
「ウチのホームページを見てどう思いましたか?」「ウチの企業理念に対してどのような感想を持ちましたか?」など、どれくらい企業のことを知っているか聞いてきます。
それに対して、当てずっぽうや見当違いな回答をしてしまうと、かなり悪い印象を持たれてしまいます。
今やどこの法人でもブログやSNSを使って活動内容を周知させています。
面接を受ける前によく調べておきましょう。
生活支援員の求人を見抜くコツについて記事を書いています。
⇒生活支援員の求人・募集要項を見抜く4つのチェックポイント
生活支援員の面接に落ちた5つの理由【マナーがなってないからです】:まとめ
まとめたいと思います。
生活支援員の面接に落ちた理由がお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 生活支援員の有効求人倍率
- 生活支援員の面接に落ちる理由
- 生活支援員の面接対策
面接官を納得させるには、受ける前にそれ相応の準備が必要です。
生活支援員の面接に落ちた人は一度自分を見つめ直してみましょう。
今回は以上となります。
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