どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・生活支援員ってどんな仕事するの?
・介護職員ってどんな仕事するの?
・生活支援員と介護職員の違いってなんなの?
こうした疑問にお答えできる記事になっています。
なぜなら私が現職の生活支援員だからです。生活支援員と介護職員は仕事の面ではさほど違いがありません。
「介護」か「支援」か。言葉の違いだけの側面もあります。
- 生活支援員と介護職員の違い①:生活支援員の仕事
- 生活支援員と介護職員の違い②:介護職員の仕事
- 生活支援員と介護職員の違い③:違いをこっそり教えます
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が、生活支援員と介護福祉士の違いについてお話ししていきたいと思います。
この記事を読み終えれば、生活支援員や介護職員の仕事内容、違いが分かるようになります。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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生活支援員と介護職員の違い①:生活支援員の仕事
生活支援員とは、生活を支援する人のことを指します。
身体や知的、精神に障がいを持つ方の日常生活や就労支援を行うのが主な仕事内容です。
すべてを支援するのではなく、残存機能を活かし、それを伸ばすよう見守るのも仕事のうちのひとつです。
その人がどうすればより自分らしく、より幸せに暮らしていけるかを考えていきます。
- 生活支援員の1日のスケジュール
- 生活支援員のやりがい
- 生活支援員として活躍できる場所
ひとつひとつ解説していきます。
生活支援員の1日のスケジュール
生活支援員の1日のスケジュールは以下の通りとなります。
◼️生活支援員の1日のスケジュール例
- 8:30~ 出勤・朝礼
- 8:45~ 送迎
- 10:00~ 作業
- 12:00~ お昼休憩
- 13:00~ 作業
- 15:30~ 送迎
- 16:00~ 掃除、ミーティング
- 17:30~ 勤務終了
利用者の日中支援ばかりではなく、送迎や事務作業など生活支援員の仕事は多岐に渡ります。
送迎は、ワゴンタイプのものから10人乗りのハイエースの運転まで施設の規模によって様々です。
事務作業は1日の利用者ごとの記録を中心に、行事の計画やプログラムの立案などを立てます。
パソコン業務も発生するので、普段から親しんでおくとスムーズに業務をこなすことができるでしょう。
生活支援員のやりがい
まず、生活支援員の仕事内容は以下の通りとなります。
- 衣服の着脱や食事・入浴・排泄といった生活習慣が身につくように支援する。
- 手工芸や木工、農耕や織物などの就労支援。
- 面談などを通じて悩みなどを聞きとり、安心して日常生活が送れるように支援する。
指導ではなく、支援する姿勢が生活支援員には求められてきます。
生活支援員の仕事のやりがいは、利用者の成長を目で見れたり、ご家族や本人から「ありがとう」と言われることです。
自分が誰かの役に立っているという実感を持てることもやりがいのひとつです。
あとどんな魅力があるの?
実務経験を積むと将来の道が広がっていくのも魅力のひとつです。
生活支援員としての経験を所属している施設や事業所に認められると、就労継続支援事業所やグループホームで必置とされている『サービス管理責任者』を取得することができます。
さらには「社会福祉士」「精神保健福祉士」「介護福祉士」を取得するために必須条件となっている実習が免除されるケースもあります。
経験を重ね、自分次第で大きくステップアップできる環境があるのが「生活支援員」としてのやりがいににつながってきます。
サービス管理責任者についてはサービス管理責任者の仕事内容って何なの?生活支援員がお答えしますに記事を書いています。よろしければ合わせてお読みください。
生活支援員として活躍できる場所
生活支援員として働いていける施設や事業所はいくつかあります。
具体的には以下の通りとなります。
- グループホーム(共同生活援助)
- 障がい者支援施設
- 就労移行支援事業所
- 就労継続支援(A型・B型)事業所
- 生活介護事業所
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
グループホーム(共同生活援助)
グループホーム(共同生活援助)は障がい者が共同生活を送る場であり、生活支援員が働くことができる職場のひとつです。
グループホームにもいくつか種類があります。
他にも外部サービス利用型がありますが、この場合介護サービス自体は委託契約を結んだ外部事業者が行います。
一緒に働く職種は、管理者やサービス管理責任者、世話人の人たちになります。
障がい者支援施設
障がい者支援施設は、常時介護が必要な人を支援対象とする入所施設です。
昼間は生活介護などの日中活動事業を行い、夜間には施設入所支援サービスを入所者に提供しています。
障がい者程度区分ってあるでしょ?どれくらいの人がいるの?
4以上の人が多いです。
生活支援員はいわゆる三大介助(食事・入浴・排泄)に加えて洗濯、調理などの日常生活の支援を行い、他には相談援助など幅広いサポートを行います。
一緒に働く職種は管理者、サービス管理責任者ばかりでなく看護師などがいます。
就労移行支援事業所
就労移行支援事業所は障がい者の就労を支援する施設です。
障がい者の求職活動だけでなく一人ひとりの性格や能力、適性に合った職場の開拓や就職後のサポートも行います。
生活支援員には、利用者の健康や生活相談に関する対応、サービス管理責任者のサポートなどを行います。
一緒に働く職種は、管理者やサービス管理責任者、職業指導員、就労支援員となります。
就労継続支援(A型・B型)事業所
就労継続支援(A型・B型)事業所は、就労を希望する障がい者のサポートを行います。
A型とB型の対象者の違いは以下の通りとなります。
どちらも就労訓練に対する支援や生産活動の機会を提供しています。
生活支援員の仕事は、就労移行支援事業所と同様に健康や生活相談に関する対応、サービス管理責任者のサポート業務となります。
一緒に働く職種は、管理者やサービス管理責任者、職業指導員になります。
生活介護事業所
生活介護は、三大介助(入浴・排泄・食事)や身体介助、調理・洗濯・掃除などの家事援助、金銭管理といった生活全般における支援や相談を行います。
他には生産活動や趣味活動などの機会提供や身体機能を向上させる支援なども行います。
障がい者の自立や社会参加、身体機能の維持・向上などのサポートします。
障がい者に寄り添う支援ばかりでなく、背後にいるご家族や関係機関との連携や調整も行います。良質なサービス提供をするためのマネジメント力やコミュニケーション能力なども求められてきます。
一緒に働く職種は、管理者やサービス管理責任者、職業指導員になります。
生活介護に関しては生活介護事業部に配属された生活支援員の業務内容を全部教えます!に詳しい記事を書いていますので参考になさって下さい。
職場によって違いはあるけど、根っこはどれも一緒だね。
その通りです。人の世話をするのに変わりはありません。
また、もし身内に障がいを持っている人がいれば、生活支援員の経験は大いに役立ちます。
自閉症や知的障がい、精神障がいを持っている多くの人と接した経験は、身近にいる障がい者との接し方にも応用できます。
目の前の仕事のことばかりではなく、より地域や社会に目を向けると、生活支援員がどれだけ人の役に立つ仕事なのかが分かるでしょう。
生活支援員をやりたいと思う方は、このような地域貢献、社会貢献を意識して働くとより意欲的に取り組むことができるでしょう。
生活支援員と介護職員の違い②:介護職員の仕事
基本的には生活支援員と変わりがありません。
- 介護職員の1日のスケジュール
- 介護職員のやりがい
- 介護職員として活躍できる場所
- 介護福祉士としてステップアップ
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
介護職員の1日のスケジュール
◼️介護職員の1日のスケジュール例
- 8:30~ 出勤。夜間勤務スタッフから申し送り、朝食の片付け、排泄介助、部屋掃除、健康チェックなど
- 9:30~ 入浴介助、排泄介助、洗濯、外出介助など
- 11:30~ 昼食準備、食事介助、排泄介助、外出支援、入浴介助など
- 14:00~ 休憩時間
- 15:00~ おやつの準備、レクリエーション実施、排泄介助、散歩などの支援、入浴介助など
- 17:00~ 夜間スタッフへ申し送り、介護記録作成など
これに加えて利用者の送迎が出てきます。
施設や事業所の規模によっても差がありますが、夜勤勤務スタッフからの申し送りがきちんとしてます。
高齢のため、身体が不自由な方も多く外出には気を使います。
動きが鈍い方が多いので、障がい者よりは接しやすいと感じる人もいます。
介護職員のやりがい
まず、介護職員の仕事内容は以下の通りとなります。
- 身体介護:利用者さんの身体に直接触れる世話(入浴、排泄、食事、移乗など)
- 生活援助:掃除、洗濯、調理といった、利用者さんの身体には触れないで行う身の回りの世話
- その他:リハビリや余暇活動のためのレクリエーション提供など
介護の仕事は対人援助業務です。
何より利用者さんとの信頼関係が重要になります。
毎日さりげないコミュニケーションを重ねることで信頼関係がつくられていきます。利用者さんが笑顔になり、感謝されることが介護職員のやりがいになってきます。
「ありがとう」という感謝の言葉は活力を与えるきっかけにもなります。
このあたりの感覚は生活支援員と同じです。
とはいえやりがいがある反面、仕事内容自体は肉体的にも精神的にもきついという事実があります。
介護職員として活躍できる場所
介護職員として働ける場所は以下の通りとなります。
- 特別養護老人ホーム
- 経費老人ホーム
- 有料老人ホーム
- グループホーム
- 老人保健施設
- デイサービス
入所者の要介護レベル・運営母体・サービス内容によっても変わってきます。
他には利用者の自宅や病院・診療所があります。
もし、面接を受けることになったら、各施設の違いをよく把握しておきましょう。
介護福祉士としてステップアップ
多くの介護職員が介護福祉士としてステップアップしていきたいと考えます。
介護福祉士とは、社会福祉専門職の介護に関する国家資格です。
- 知識やスキルを証明できる
- 給与や待遇が良くなる
- 昇進できる可能性が高まる
- 介護福祉士が活躍できる場所
ひとつひとつ解説していきます。
知識やスキルを証明できる
介護福祉士を受験するためには、実務経験ルートを例にとると、3年の実務経験+介護職員実務者研修を修了していることが条件となります。
詳しい受験ルートに関しては、以下を参考にして下さい。
資格を取得するまでの過程で、確実な知識や技術を身につけられます。
また、資格保有という形で、その専門性を他社にわかりやすくアピールできます。
自分の頑張りを証明できるものを持っていることは、人生をより実りあるものにしてくれることでしょう。
給与や待遇が良くなる
国家資格である介護福祉士を取得していると、給与や待遇面でメリットがある場合があります。
無資格者や介護職員初任者研修修了者と比べても資格手当がつくなど、給与や待遇が良くなる場合が多いです。
資格手当の場合、施設や事業所によって違いがありますが、おおよそ3000円〜10000円くらいの範囲で支給されます。
さらに、2017年12月、介護福祉士にとって喜ばしい動きがありました。
勤続10年以上の介護福祉士を対象に、月額平均で8万円相当の賃上げに踏み切る方針を決めました。
正確に言うと、この介護職員等特定処遇改善加算は事業所や施設で最低1人以上のキャリアがある介護福祉士の賃金を月8万円以上アップさせるか、年収440万円以上にするというルールになっています。
今働いている職場が、処遇改善加算の申請を都道府県に行い、処遇改善加算として受け取ったお金を介護職員に処遇改善手当として配分するという流れになります。
この制度自体がいつまで続くかは不透明なところがありますが、長く働いていれば給与の大幅アップが見込めるので、モチベーションにもつながってくると思います。
昇進できる可能性が高まる
事業所や施設によりけりですが、介護現場での重要なポジションにつけたりする場合があります。
予想されるポジションは、以下の通りとなります。
- サービス提供責任者
- フロアリーダー
- 生活相談員
事業所で配置が必要な役職については、介護福祉士などの有資格者でなければならないものもあります。
介護福祉士資格を持っていることで、雇う側が将来の管理職候補に期待することも多いようです。
もしポジションのオファーが来たら、臆せず引き受けて、将来の道を切り開いていきましょう。
介護福祉士が活躍できる場所
基本的には介護職員と同じです。
介護福祉士を取得していると、高齢者関連の介護施設や訪問介護の現場、および介護職・ヘルパーとして活躍できます。
デイサービスや有料老人ホームなどでは、フロアリーダーや施設長として働けます。訪問介護事業所では、サービス担当責任者や管理者として介護福祉士が活躍しています。
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また、高齢者の介護施設ばかりでなく、障がい者の施設などでも介護福祉士は必要とされています。
活躍の場は実に多いのです。
介護福祉士は日本全国どこに行っても福祉の現場で役に立つ資格なので、取得するデメリットはほぼないと言っていいでしょう。
生活支援員が最初に挑戦する国家資格としても最適です。
国家資格にチャレンジしてみたい方は、この介護福祉士を最初に視野に入れるといいでしょう。
生活支援員と介護職員の違い③:違いをこっそり教えます
生活支援員と介護職員の違いはなんなのか。
比較検討した結果、以下の通りとなります。
生活支援員でも肢体不自由者など重度障がい者相手になると直接介護は出てきます。
「介護」か「支援」か。
言葉は違いますが、相手によって変わってきます。
視点の違いと言ってもいいでしょう。
大きな違いはありません。
生活支援員と介護職員の違いをこっそり教えます!:まとめ
まとめたいと思います。
生活支援員と介護職員の違いをわかりやすく解説しました。お分かりになっていただけましたでしょうか。
- 生活支援員の仕事とは
- 介護職員の仕事とは
- 生活支援員と介護職員の違いをこっそり教えます
生活支援員と介護職員の違いは、「介護」か「支援」かという言葉の違いだけです。
仕事内容は大差ありません。
ステップアップの一つの手段として介護福祉士の取得を考えてみるのもいいでしょう。
もし、介護福祉士を取得したら・・・
苦労してとった国家資格。
もちろん、職場内でのポジションや資格手当てなどを期待するでしょう。
手当が支給されなかったり、キャリアアップの道が閉ざされていたりすると、取得した努力が無になってしまいます。
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