どうも。ふくた(@fukushienblog)です。

社会福祉士の試験に落ちちゃった。どうして落ちたんだろう・・・
こうした疑問にお答えします。



社会福祉士の試験は、範囲も広く、難易度が高いです。落ちた理由をきちんと突きつめていかないと、また落ちてしまいます。
- 社会福祉士の試験に落ちた人の3つの特徴
- 社会福祉士の試験に落ちないようにするためには
▶︎本記事の信頼性


本記事では、福祉業界で生きる私が社会福祉士の試験に落ちた人の特徴をお話ししていきたいと思います。
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社会福祉士の試験に落ちた人の3つの特徴


社会福祉士の試験に落ちた人には以下のような共通点が見られます。
- 手広くやりすぎ
- 知識が不正確
- 勉強不足
ひとつひとつ解説していきたいと思います。
手広くやりすぎ
まずは社会福祉士の合格率を見てみましょう。
実施時期 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
第32回 令和3年度 (2021年2月7日) | 29.3 % | 35,287人 | 10,333人 |
第32回 令和2年度 (2020年2月2日) | 29.3% | 39,629人 | 11,612人 |
第31回 令和元年度 (2019年2月3日) | 29.9% | 41,639人 | 12,456人 |
第30回 平成30年度 (2018年2月4日) | 30,2% | 43,937人 | 13,288人 |
第29回 平成29年度 (2017年1月29日) | 25.8% | 45,849人 | 11,828人 |
第28回 平成28年度 (2016年1月24日) | 26.2% | 44,764人 | 11,735人 |
第27回 平成27年度 (2015年1月25日) | 27.0% | 45,187人 | 12,181人 |



合格率がだいたい30%前後だね。やっぱり社会福祉士って難しそうだね。
合格率を見るとこう思う方もいると思います。ではなぜ、合格率が低いのでしょうか。
合格率が低い最大の理由は出題範囲の広さにあります。
出題科目を見てみましょう。
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学理論と心理的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 社会調査の基礎
- 相談援助の基盤と専門職
- 相談援助の理論と方法
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 福祉サービスの組織と経営
- 社会保障
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 障がい者に対する支援と障がい者自立支援制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 就労支援サービス
- 権利擁護と成年後見制度
- 更生保護制度
お分かりいただけましたでしょうか。
全19科目あり、それも福祉の歴史から始まって、高齢分野、児童分野、障害分野、生活困難者、犯罪者など出題範囲がかなり広範囲となっています。
おまけにそれぞれの科目が深いのです。
広範囲で深い知識を要求されると、つい広く・深く周辺知識をつけようとしてしまい、学術的に勉強してしまうのです。
あくまでも、受験勉強用の知識と割り切って、マトを絞った学習をしていきましょう。過去問題集を上手く使って、まずは勉強するターゲットをしぼることが大切です。
その上で、参考書(テキスト)を使って周辺知識を増やしていきましょう。
手広くやらずに範囲を絞った勉強をすることが合格する近道です。
社会福祉士の試験に落ちた人は、敗因として手広くやり過ぎたことがあげられます。
知識が不正確
社会福祉士の出題範囲は広いです。
福祉の歴史や学説、専門用語などたくさん出てきます。
過去問題集や対策問題集を何度も解いていると、そのうち問題と答えを記憶してしまい、解けるようになったと錯覚してしまいます。
これは誤解で、問題を覚えているだけで解けるようにはなっていないケースがほとんどなのです。



本試験では似たような問題は出ても同じ問題は出ません!おまけに、過去一度も見たことないような問題も出題されます!
過去問題の言い回しを変えられたり、違った角度から問われたりするととたんに解けなくなってしまいます。
これを回避するためには、学説や福祉用語に対する正確な知識と理解が必要になってきます。
過去問題集や対策問題集の反復学習のみでは不十分です。過去問題集や対策問題集を解くばかりでなく、参考書(テキスト)の読み込みも合格への重要な要素になるでしょう。
その際、重要語句が赤字になっていて穴埋め問題的に使用できる参考書を購入するのがおすすめです。
勉強不足
すべからく、試験に落ちるのはこれが原因です。
勉強不足。
- 過去問題集や対策問題集による問題演習不足
- 参考書(テキスト)による正確な知識の積み上げ不足
- 時事問題に対する情報収集不足
- 勉強時間の不足
全てをひっくるめて勉強不足と言えるでしょう。
中でも、働きながら勉強している方は、勉強時間の確保が難しいと思います。限られた時間の中で勉強しなければならないため、常に勉強不足を肌で感じていると思います。
いずれにしても社会福祉士の試験はあまりにも出題範囲が広範囲なため、どこまで勉強すればいいのか分からなくなりがちなので、勉強不足を感じる線引きが難しい試験ではあります。
社会福祉士の試験に落ちた人は、勉強不足を感じない程度に、過去問題集や対策問題集で問われる範囲内の福祉用語や専門用語、内容を理解しておきましょう。
社会福祉士の試験に落ちないようにするためには


上記でも触れましたが、まずは勉強時間を確保しましょう。
最低でも試験日半年前くらいから、徐々に勉強に取り掛かって行きましょう。
平日は一時間。休日は四〜五時間など継続して勉強していきましょう。



社会福祉士の試験は範囲が広いので、相応の勉強時間を確保しなければ対応できない試験となります!
平日はやらずに休日にまとめて勉強するよりも、毎日コツコツ勉強した方が身になります。
その上で、過去問題集や対策問題集、参考書(テキスト)を何度も繰り返しましょう。
この繰り返すことが記憶の定着につながってきます。



社会福祉士の試験は記憶する量が膨大なので、反復に力をいれないと覚えられないと思います!
トライアンドエラーを繰り返しながら、今の自分には何が不足しているのかを常に考え勉強方法もその都度変えていきましょう。
受験するのは自分です。勉強するのも自分です。何が自分に足りないかは自分にしか分かりません。
なので、勉強しながら自分を見つめ直し、勉強方法もその都度修正しながら継続して勉強していきましょう。
社会福祉士の試験に落ちた人は、勉強方法を見直しも大切なことになってきます。
参考にして受験するモチベーションを高めていってほしいと思います。
社会福祉士は合格率の低い難関資格の部類に入ります。気を引き締めて挑みましょう。
⇒社会福祉士の合格率が低い理由はこの5つ【0点科目があると即不合格】
社会福祉士の試験に落ちた人の3つの特徴【何度も落ちるのを防げる】:まとめ


いかがでしたか?
社会福祉士の試験に落ちた人の特徴がお分かりになったでしょうか。
- 社会福祉士の試験に落ちた人の3つの特徴
- 社会福祉士の試験に落ちないようにするためには
社会福祉士の試験は難関試験に分類されます。
- 手広くやりすぎ
- 知識が不正確
- 勉強不足
資格を取得すれば、職種の選択肢が一気に広がります。
ご自分の考えるスキルアップ、キャリアアップの道を思い描いてコツコツ勉強していきましょう。



社会福祉士の試験に落ちた人は、今一度勉強方法を見つめ直し、再起していってほしいと思います。
今回は以上となります。
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