どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・社会福祉士になりたいんだけど仕事がないって本当なの?
・社会福祉士って需要がないの?
・社会福祉士の仕事って給料が下がるって聞いたんだけど本当なの?
こうした疑問にお答えします。
社会福祉士を持っていても仕事がないっていうのはよく言われます。
- 社会福祉士は本当に仕事がないのか?
- 社会福祉士は本当に需要がないのか?
- 社会福祉士の仕事につくと本当に給料が下がるのか?
▶︎本記事の信頼性
本記事では、社会福祉士は本当に仕事や需要がないのか、あっても給料が下がってしまうのは本当なのかについてお話していきたいと思います。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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社会福祉士は本当に仕事がないのか?
結論から言うと、社会福祉士の仕事はそれなりにあります。
ですが、「稼ぎ続けるのが難しい」とも言われます。
その理由は、以下の通りとなります。
- 仕事内容が広い
- 精神疾患になる人が多い
- 実務未経験者には厳しい
- 対人ストレスを抱えやすい
- 常に勉強していく姿勢が求められる
ひとつひとつ解説していきます。
仕事内容が広い
社会福祉士の仕事内容は広いです。
それは、相談者の種類が多いことが挙げられます。
- 障がい者
- 高齢者
- 生活困窮者
- 児童
- 犯罪者
障がい者を例にとっても、様々な相談相手が想定されます。
- 障がい者の例
- ・知的障がい者
・身体障がい者
・精神障がい者
・聴覚障がい者
・視覚障がい者
ご覧になった通り、ハンディキャップをもった方、高齢者から児童までありとあらゆる人が相談相手となります。
なので、どのケースにも対応できる知識と経験が必要になってきます。
加えて、医療・福祉機関との連携や利用者と家族のパイプ役になっていかなければならないので、かなり高度のコミュニケーション能力が求められてきます。
様々な立場の人間に挟まれるしんどさを社会福祉士は味わっていかなければならないのです。
精神疾患になる人が多い
社会福祉士の仕事はメンタル的にこたえます。
次から次へと困難を抱える相談者の相手をしているうちに、自分自身の心身エネルギーが消耗して疲れ切ってしまい、急激なモチベーションの低下に直面するのです。
なんか病気になっちゃったりするの?
うつや精神疾患を患う人が多いです。
以下、厚生労働省によると精神障害の請求件数は「社会保険・社会福祉・介護事業」が最も多いことが分かっています。「医療業」と比べてみましょう。
児童にだけ当てはまることではありませんが、困っている児童を助けたいという気持ちを持っていることは必須です。
また、介護職の精神疾患も増えてきています。
代表的なのが「燃え尽き症候群」と呼ばれるもので、かなり深刻になってきています。これは社会福祉士も同様です。
燃え尽き症候群に関しては 【健康】対人援助職がバーンアウト(燃え尽き症候群)になりやすい理由に記事を書いています。よろしければ合わせてお読みになって下さい。
社会福祉、介護の仕事はそれだけ心身をすり減らす職業であることを覚えておきましょう。
実務未経験者には厳しい
年齢が若い内ならともかく、中高年から社会福祉士を活かして相談支援の仕事に就きたいと思っても業務未経験を理由に落とされてしまうことが多いです。
よしんば就職できたとしても実務経験がないと実際に働いたときに仕事についていけない感覚に襲われてしまいます。
特にコミュニケーション能力のいたらなさに気づきます。
相談援助の手法や知識・技術がないことを痛感させられるだけでなく、自分の人間性が職務において不十分であることに気づかされます。そして、これが離職の要因になるのです。
最初は苦労するってことだね。
知識や技術はもちろんのこと、人脈などが増えてくるまではかなり大変です。
社会福祉士の仕事は、「人間力」を磨く努力が求められてくるのです。
対人ストレスを抱えやすい
社会福祉士が離職してしまう最大の原因は、他の福祉職同様人間関係のストレスが大きく影響しています。
それはどこも一緒じゃない?
社会福祉士の相談相手は深い悩みや重いトラウマを抱えている相談者が多く、毎日接していると気がめいってくるのです。
悲観的になりやすくなります。
なので、ちょっとでもトラブルに巻き込まれると離職したくなるのです。
社会福祉士は理想と現実のギャップに飲み込まれないように、自分自身を律することを常に心がけましょう。
常に勉強していく姿勢が求められる
社会福祉士の仕事は、就職すればもう勉強しなくてもいい世界ではありません。
むしろ、就職後に相当な勉強量をこなす必要があります。
法律や制度はすぐ改正されるのはもちろんのこと、扱う範囲がかなり広いです。とてもじゃないですが、国家試験の試験勉強の内容だけでは歯が立ちません。
ですから、仕事についても常に学び続けていく姿勢が求めれてくるのです。
勉強し続けるしんどさに嫌気がさして離職してしまう人もいます。
社会福祉士を活かして相談職につきたい人は相当な覚悟を持って挑みましょう。
社会福祉士の仕事はブラックだと言う意見もあります。よろしければ 社会福祉士の仕事はブラックだからやめとけ【激務な現実を解説します】も合わせてご覧になって下さい。
社会福祉士は本当に需要がないのか?
インターネット上で「社会福祉士は食えない」「社会福祉士は仕事がない」と言う意見をよく目にします。
こうしたネガティブな記事を投稿する人は、「社会福祉士として働いていない」か「社会福祉士の仕事を辞めた人」です。
相談支援を担う社会福祉士は、高齢化社会が進む日本において今後なくてはならない存在です。
社会福祉士として働く環境は以下の通りとなります。
- 高齢者施設
- 障がい者施設
- 児童施設
- 地域包括支援センター
- 社会福祉協議会
- 市役所
- 児童相談所
- 病院
- 自治体
このように多岐にわたるので、今後も需要は高まることが予想されます。
就職先はあるって思っておいていいの?
内容にこだわらなければ困ることはないでしょう。
将来的に考えるのならば、安心して働ける職場を選ぶことが重要です。
福祉業界全体が人手不足である今だからこそ、他分野から新たに福祉業界にチャレンジすることも可能です。
社会福祉士の仕事につくと本当に給料が下がるのか?
まず、介護職の平均月収・平均年収を見てみましょう。
概要 | 数字 |
平均年齢 | 41.9歳 |
平均勤続年数 | 7.0年 |
平均年収 | 約340万円 |
平均月収 | 約24万円 |
平均ボーナス | 約52万円 |
続いて、社会福祉士(生活相談員)の平均月収・平均年収です。
概要 | 数字 |
平均年齢 | 41.8歳 |
平均勤続年数 | 6.8年 |
平均年収 | 約338万円 |
平均月収 | 約23.9万円 |
平均ボーナス | 約51.4万円 |
そんなに変わらなくない?下がるってことないんじゃないの?
最初から相談員になった方はともかく、介護職や生活支援員を数年経験してからキャリアチェンジしようとしている方は要注意です。
ほとんどの場合経験が考慮されず、イチからの給与査定になるからです。
平たく言えば未経験スタートになっちゃうんですね。
以下、私が実際に生活支援員から生活相談員に転職しようとした時の話です。
中でも給料が大幅に下がってしまう現実を目の当たりにして、先に進むことができなくなりました。
ある程度介護職や生活支援員のキャリアを積んだのならば、生活相談員を目指すよりも高齢者施設ならば介護福祉士もしくは介護支援専門員(ケアマネージャー)を取得して給料アップを狙うか、障がい者施設ならばサービス管理責任者を取得して給料アップを狙った方がベターだと思います。
なんとしても社会福祉士の資格を活かした仕事に就きたいのならば、給料ダウンも覚悟しておきましょう。
社会福祉士は仕事がないって本当?【なくはないけど収入が減るかも】:まとめ
まとめたいと思います。
社会福祉士は本当に仕事や需要がないのか、あっても給料が下がってしまうのは本当なのかどうかお分かりになっていただけましたでしょうか。
社会福祉士の仕事はあるんですが、「稼ぎにくい仕事」とも言われています。
- 仕事内容が広い
- 精神疾患になる人が多い
- 実務未経験者には厳しい
- 対人ストレスを抱えやすい
- 常に勉強していく姿勢が求められる
様々な困難に直面して離職してしまう人が多いんです。
せっかく苦労してとった資格。自分なりに活躍の場を広げていきたいものですね。
世間の声に惑わされず興味があるなら挑んでみましょう。
福祉の世界でご自分の職業人人生が豊かになることを望みます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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