どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・むかつく職員が多い理由を教えてほしい。
・むかつく職員にはどんな特徴があるんだろう。
・どうやって接すればいいかな?
・それでもダメだった時はどうすればいいんだろう・・・。
こうした疑問にお答えします。
自分と合わない、むかつく職員はどこの職場に行ってもいます。うまく対処していかないと自分が心身をこわしてしまいます。
- 介護職員や生活支援員にむかつく職員が多い理由
- 介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の5つの特徴
- 介護職員や生活支援員の中でむかつく職員へ5つの対処方法
- むかつく職員に対処しきれない場合
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の特徴と対処方法をお話ししていきたいと思います。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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介護職員や生活支援員にむかつく職員が多い理由
介護職員や生活支援員にむかつく職員が多いのには以下のような理由があります。
- 慢性的な人手不足
- 賃金が低い
- 女性の職場
ひとつひとつ見ていきたいと思います。
慢性的な人手不足
まずは介護職員が不足している理由を知りましょう。
参考:公共財団法人 介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査」
この中で、全体のほとんどを占めている「採用が困難である」という理由を深堀りしてみると
参考:公共財団法人 介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査」
「同業他社との人材獲得競争が厳しい」「他産業に比べて、労働条件が良くない」「景気が良いため、介護業界へ人材が集まらない」など様々な理由があげられます。
事業者が人材獲得戦略を考えるのはもちろんのこと、業界自体のイメージアップ戦略を練るなど介護業界以外の人材を集める努力も求められてきます。
残業が日常化している施設や事業所は本当に多いです。
人間、心に余裕がないとストレスが蓄積して、同僚やパートに当り散らす言動をしがちになります。
人員に余裕がないと、それだけ人の心はむしばまれていくのです。
賃金が低い
介護職員や生活支援員の賃金が低いのは巷で良くささやかれています。
全国産業平均が32万9600円なので、かなり低い事が見てとれると思います。
肉体的にも精神的にもきつい労働の中で、賃金の低さは仕事へのモチベーション低下に拍車をかけます。
ストレスがたまり、投げやりな言動や手抜き仕事につながってきます。
女性の職場
介護職員や生活支援員の世界は女性の世界です。
男性よりも女性の職員の方が圧倒的に多いです。
と、いうことはもうお分かりかもしれませんが
女性は男性と比べると物事を感情で判断する生き物です。
一度相手の機嫌を損ねてしまうと、その後もネチネチとしつこく悪い関係を引きずりがちです。
男女のみならず、女性同士で感情がこじれると本当に厄介ですね。
介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の5つの特徴
介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の特徴は以下の通りとなります。
- きれいごとばかり言う職員
- あら探しばかりする職員
- グループを作ろうとする職員
- 自分の主観しか持たない職員
- 誰にでもいい顔をする職員
順々に解説していきたいと思います。
きれいごとばかり言う職員
福祉業界は何かときれいごとが多いです。
利用者さまのため、利用者さまのためと本音を隠し、ボランティア精神を押しつけ、まるで「聖職者」でもあるかのようにふるまう職員がいます。
特に上司がこのタイプだと現場が困惑します。
理想論ばかりが先行し、現実味のない介護や支援を強要するケースが多いです。
例えば、認知症の高齢者がステッキを振り回したり、重度の障がい者がパニックをおこして暴れまわっても、「ご利用者さまの服や腕をつかむな。破れたり、あざができたりするとクレームになる。丁寧に扱え。」と言われます。
他の利用者に手を出す人もいるのに、これでは速やかな対処ができなくなります。
ヘタに手が出せないため、口頭による別室などへの誘導くらいしかできません。
また、これは職員の働き方に対しても同じことが言えます。
決められた仕事内容をきちんとこなし、仕事を時間内に終えて真っ先に帰宅する職員よりも、余計な仕事を増やしサービス残業が多い職員を評価したりします。
「福祉の仕事は利用者さまのため、ご家族のためというボランティア精神が大切であり、自己犠牲が素晴らしい。」
こういう気持ちや精神のない職員は困惑し、なかばあきれ、その自己陶酔にイライラしてくるでしょう。
福祉の仕事は人助けであることは間違いないですが、人助けという「仕事」であることを忘れてはいけません。
仕事は仕事なのです。それ以上でもなければそれ以下でもありません。
こういう職員は認識を改めてほしいです。
あら探しばかりする職員
介護職員や生活支援員の仕事は人を見る仕事です。
ですから、利用者ばかりでなく他の職員の一挙手一投足もよく見えるのです。
ちょっとしたミスや勘違いを上司に告げ口したり、同期・同僚の悪口や陰口を言ったりします。
中には、仕事のストレスを他の職員のあら探しをすることで解消しようとする職員もいます。人のあら探しをしなければ気がすまないのです。
こういう職員は、人の事はよく見えるが、自分が見えません。
考え方が自己中心的で、人とコミュニケーションが取れない人に多いです。
相当、卑屈で社会性のない人生を送ってきたのでしょう。
こういうタイプは、残念ながら変えることが難しいです。
グループを作ろうとする職員
派閥やグループを作ろうとする職員もいます。
自分と合わない職員を締め出そうとするというよりも
自分の言うことを聞く、都合のいい連中を集めたいのです。
こういうタイプが上司だと現場の職員は困惑します。仲良しグループに入らないから冷遇されるのです。
群れるのを嫌う、一匹狼タイプの職員にはたまらないと思います。
思考回路が子供なんですね。
福祉の現場では、小・中・高の部活動や大学のサークル感覚で事業部を切り盛りする役職者も少なくありません。
一般企業で、経営や運営・管理を学んできてない人ならなおさらです。
福祉の現場のレベルが低い理由のひとつがこれです。
自分の主観しか持たない職員
このタイプも結構います。
これも上のあら探しばかりする職員に通じるのですが、どんな些細なことでも自分のやり方を貫こうとします。
利用者との接し方、一日の流れ、プログラム、イベントなど全てにおいて他の職員が出したアイディアを認めようとせず、何かしら文句ばかり言います。
自分の視点でしかものを見ないんですね。
こういうタイプが上司でも、現場は困惑します。
新しいアイディアを出しても、その人の考え方や感覚になじまないと却下されるからです。
例えば、音楽の企画を考えたとします。利用者も職員も楽しめる企画だったとします。
音楽に造詣の浅い上司だと、自分の主観だけで判断するので、「近所迷惑になる。」とか「職員だけが楽しむ企画になっている。」とか、すぐにいちゃもんをつけてきます。そして、最後には消滅してしまうのです。
自分の主観しか持たない人は、すべからく視野が狭く、心も狭いです。
おまけに、人によっては感覚が古く、時代遅れの人間が多いです。
相手を変えるのは難しいです。
とにかく行動する大切さを現場サイドが一丸となって教えていくしかなさそうです。
誰にでもいい顔をする職員
俗にいう八方美人ってやつですね。これも上司に持つと厄介です。
例えば、利害や意見が現場の職員の間で食い違うと、双方の意見に寄りそいます。
その結果、一番大事な事業部の方向性やその結論が煮え切らないものになりがちなのです。
これは、人の気持ちに寄り添っているようでいて、実はどちらにも嫌われたくないという心情からきています。
どんな人にも好かれたいと思うのは傲慢です。
時には嫌われる勇気を持ちましょう。
介護職員や生活支援員の中でむかつく職員への対処方法
それでは、理由はどうあれ、自分がむかつく職員への対処方法を書いていきたいと思います。
- 相手を否定しないこと
- 相手の悪口を言わないこと
- 中立を保つこと
- 相手と距離をとること
- 第三者に相談すること
ひとつひとつ見ていきたいと思います。
相手を否定しないこと
人間は誰しも考え方が違います。
その考え方の差異をもって、相手を頭から否定するのはいかがなものかと思います。
特に福祉業界は利用者の介護や支援において正解がありません。
正解に近いやり方はあっても正解はないのです。
ですから、相手の意見がどんなに理不尽に聞こえても、よほどのことがない限り、その人の意見全部を否定するのはやめましょう。その中に、少しでも真理が隠されてるかもしれません。
人は人。自分は自分。
相手をコントロールすることは不可能です。
相手の意見を尊重しながらも、自分の意見にもっていくような論法を身につけましょう。
相手の悪口を言わないこと
悪口や陰口は絶対に言ってはいけません。
巡り巡って、必ず相手の耳に入ります。
特に、少ない人数で回している職場では、人間関係を損ねると働き続けるのが難しくなります。
口は災いのもと。
社会人として、自分の発言は常に周りにチェックされていると思いましょう。
中立を保つこと
仲が悪い職員の間に立たされることも時にはありますが、
そんな時はどちらの肩も持つのはやめましょう。
片方が派閥やグループを作ると、敵対勢力の一員と見られてしまいます。また、その人の立場が悪くなると、自分の立場も一気に悪くなってしまいます。
ですから、片方、もしくは両方と仲が良くても
中立を保つことを心がけましょう。
相手と距離をとること
職場でそれなりの時間を共有していると、知らず知らずのうちに相手との距離感を誤ってしまいやすいです。
年上の人には無条件で敬意を払い、年下の上司にでも敬語だけは忘れずに使いましょう。
若い人によくある勘違いが、ちょっと仲良くなったり、可愛がってもらったりすると、相手と接近したと勘違いして馴れ合いはじめるのです。
年下からにしても、年上の人から敬語で接してもらえると悪い気はしません。中には、調子に乗って年上をないがしろにしてくる人もいます。
いずれにせよ、仕事の人間関係は身の回りの人間関係とは質が違います。
当然、友達でも何でもありません。
この距離感だけは見誤らないようにしましょう。
第三者に相談すること
ここで言う第三者とは利害関係のない人のことを指します。
身内や友達、自分の家族のことです。
職場の人間に相談しても、話は筒抜けになります。それくらい、福祉の人間関係は幅が狭く、閉鎖的なのです。噂もすぐに出回ります。
ですから、ストレス解消の意味も含めてむかつく職員がいたら相談しましょう。
書面で提出する機会があったら、それを利用して円滑な人間関係やコミュニケーションを職場にもたらす提案をするのもひとつの手です。
⇒介護職員や生活支援員の個人目標・自己評価シートの書き方【例文つき】
心置きなく話せる相手を今のうちから作っておきましょう。
むかつく職員に対処しきれない場合
ここで紹介したむかつく職員への対処方法を試してみても対応しきれない場合もあります。
そういう時は以下のような対処方法を試してみましょう。
- ストレス解消をする
- 異動願いを出す
- 退職する
ひとつひとつ解説していきます。
ストレス解消をする
これはもう個人的な要因が大きいです。
オンとオフの使い分け。これしかありません。
オフの時はもう仕事のことは全部忘れるくらい、自分の好きなことにのめりこみましょう。
- ショッピング
- 運動
- 映画
- 音楽
- 漫画
- アニメ
- 友達と会う
なんでもかまいません。
余計なこと考えてるヒマがないくらい夢中になりましょう。
この「夢中」になるという事が、最大のストレス解消につながってくるのです。
異動願いを出す
働く部署が変われば当然人の集まりも変わります。
なにか自分を取り巻く人の流れが大きく変わってくるかもしれません。そういう意味でも異動願いを出すのは、理にかなった方法だと言えます。
ただし、異動願いを出す前に、異動してみたいと思ってる部署の情報は集めておきましょう。
人づてでも、実際に働いている人に会ってでもかまいません。
異動したらもっと悪くなったってことのないようにしましょう。
退職する
これは最後の手段ですね。
無理して同じ職場で働き続けていても身体を壊すだけなので、どうしても耐えられない場合は視野に入れましょう。
ただし、辞めてから探すのは禁物。
次が見つからず、新たなストレスを抱えてしまってはなんのために辞めたのか分かりません。
転職エージェントに関しては、以下に記事を書いています。
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必ず次が見つかってから辞めるようにしましょう。
介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の5つの特徴:まとめ
まとめたいと思います。
介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の特徴と対処方法を分かっていただけましたでしょうか。
- 介護職員や生活支援員にむかつく職員が多い理由
- 介護職員や生活支援員の中でむかつく職員の5つの特徴
- 介護職員や生活支援員の中でむかつく職員へ5つの対処方法
- むかつく職員に対処しきれない場合
むかつく職員は合わせ鏡です。
相手の欠点は、実は自分の欠点の芽かもしれません。
今回は以上となります。
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