社会福祉士のおすすめ勉強方法【社会人はいつから時間をかけて挑むべきか】

【私はこうして合格しました】社会福祉士国家試験のおすすめ勉強方法
  • URLをコピーしました!

どうも。ふくた(@fukushienblog)です。

読者

・社会福祉士国家試験の勉強方法が知りたい。
・おすすめの参考書とか教えてほしい。
・勉強に行き詰まった時ってどうすればいいんだろう・・・。

こうした疑問にお答えできる記事になっています。

ふくた

なぜなら、私自身が第33回社会福祉士国家試験を受験し合格しており、実体験から勉強方法などをお話しできるからです。

社会福祉士はかなり気合入れて勉強しないと受かりません。

本記事の内容
  • 社会福祉士とは?
  • 社会福祉士になる方法
  • 社会福祉士のおすすめ勉強方法
  • 試験勉強に行き詰まった時の対処方法
  • 社会福祉士国家試験は今後どうなる?

▶︎本記事の信頼性

プロフィール

まったくの異業種・未経験から福祉の世界へ!社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士を取得!サービス管理責任者の取得を目指しています!

本記事では、福祉業界で生きる私が、実体験をもとに社会福祉士国家試験の勉強方法についてお話ししていきたいと思います。

この記事を読み終えれば、社会福祉士になる方法や勉強方法、今後について身につけることができます。

ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。

※勉強方法を知りたい方は「社会福祉士のおすすめ勉強方法」から読み進めてみてください。

※【登録は無料】福祉の仕事に就職・転職したい方のためにおすすめのサイトをまとめました。たった1分の登録時間があなたの未来を変えます。

>>福祉の仕事に就職・転職するためのおすすめ求人サイト6選【有資格者も必見】

目次

社会福祉士とは?

社会福祉士

社会福祉士は、福祉系最高峰と言われる国家資格です。

名称独占資格であるため、社会福祉士の資格を持っていなければ「社会福祉士」と名乗ることはできません。

ただし、医師のような業務独占資格ではないため、社会福祉士の資格がなくても業務を行うことはできます。

以下、仕事で関わる具体的な福祉分野の例です。

  • 高齢者介護
  • 障がい者支援
  • 児童福祉
  • 生活困窮者、生活保護
  • 更生保護

相談内容も介護保険制度、補助金制度、福祉サービスなど多岐に渡ります。中でも時代の流れから高齢者介護のニーズは高まってきています。

生活に困難を抱える人から相談を受け、その人に合う支援方法やサービスを提供する施設や事業所を紹介して問題解決をはかるのが主な仕事内容になります。

ですので、社会福祉制度に関する幅広い深みのある知識が必要になり、常に勉強していく姿勢が求められます。

それに合わせて高齢者や障がい者のみならず、生活困窮者や生活保護者など社会的に立場の弱い人たちの悩みを聞く傾聴力と、各専門機関をつなぐコミュニケーション能力が求められてきます。

法律や制度に関する知識と、相談者に寄り添うホスピタリティが社会福祉士の仕事の両輪と言っていいでしょう。

社会福祉士になる方法

社会福祉士になる方法

社会福祉士になるには、当然のことながら国家試験に合格しなければなりません。

試験は年一回で通常2月上旬に行われます。

受験資格を得る方法は多岐に渡ります。自分がどのルートに当てはまるのか事前にしっかりチェックしておきましょう。

以下、社会福祉士の受験資格を得るルートになります。

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 

いろいろなルートがありますが、大きく分けると以下の3パターンになります。

  • 福祉系の4年生大学・短大で指定科目を履修する
  • 短期養成施設などを修了する
  • 一般養成施設などを修了する

短期養成施設は9ヵ月、一般養成施設は1年6ヵ月と修了するまで時間がかかります。

その上、実務経験次第では実習も出てくるため、自分が今働いている職場の理解も求めなければなりません。

社会福祉士の受験資格ルートは複雑で改正も頻繁に行われているため、その都度目を通しておくことをおすすめします。

社会福祉士のおすすめ勉強方法

勉強方法

難関と言われる社会福祉士国家試験を突破するためには、十分な学習時間と勉強方法が必要になってきます。

勉強方法はいろいろあり、合う・合わないもありますが、大きく分けて以下の3つの方法があります。

  • 独学で勉強する
  • スクールに通う
  • 通信講座を利用する

独学は言うまでもなく書店などで参考書や問題集を買って1人で勉強するやり方。

スクールは同じ目的を持つ同志たちと一緒に勉強するやり方。講師に直接質問できるので、わからない問題が出てきてもすぐに解決できます。

通信講座は、自分のペースで勉強できるばかりでなく、間接的とはいえ講師とのやり取りができ、サポート体制も整備されています。

ここでは、私が実際に第33回社会福祉士国家試験を受けて合格した勉強方法に的をしぼってお話ししていきたいと思います。

ふくた

私は第33回社会福祉士国家試験に合格しました。独学です。

ツイートもしてます。

以下、試験の結果内容です。

区分第 33 回
受験者数(人)35,287
合格者数(人)10,333
合格基準93/150
合格率 (% )29.3

基礎問題、基礎問題別角度、未知の問題をバランスよく配置した試験内容でした。

これからお話することは、実体験にもとづく内容なのでかなり参考になると思います。

私の勉強時間とスタート時期

社会福祉士国家試験に合格するためには、300時間の勉強が必要だと言われます。

私は本試験の約半年前、つまり前年の7月頃から勉強をスタートさせました。

◼️私の勉強時間

  • 平日に1〜2時間
  • 休日に5〜6時間
  • 試験一月前(直前期)はアプリを使って移動時間に30分〜1時間

少ない時間に合わせて計算して、300時間をちょっと越えるくらいです。

平日の勉強は、仕事で疲れ果ててまったく手がつかない日も結構ありました。休日は家族サービスや他のことに追われ、なかなか集中できない日も続きました。

なので時間数よりも、早めに勉強をスタートすることの方が大事だと思います。

読者

ネット上で1ヶ月前から勉強して受かったとか、3週間の勉強で受かったとか見かけたことがあるんだけど・・・。

ふくた

まず、ウソです。

社会福祉士国家試験はそんな短期間で合格できるほど、甘い試験じゃありません。

そんなウソに惑わされることなく、最低でも半年前くらいからは徐々に準備していくようにしましょう。

勉強を計画的にする

私の場合はこういう計画をたてました。

  • 過去問題集5年分を最低5周
  • 科目別に勉強する
  • 苦手科目を重点的にやる

科目別に勉強すると、記憶の残りがいい上に、苦手科目がはっきり分かるようになります。

頻出問題とそうでない問題の違いも分かるようになってきます。

勉強の優先順位をつけることが、合格の近道だといえます。

どれだけムダをはぶき、覚えていけるかが勝利の分かれ道となるのです。

過去問題集を解く

社会福祉士国家試験では、この過去問題集を繰り返し解くことが最重要になってきます。

以下、その理由です。

  • 出題傾向が分かる
  • 苦手分野が把握できる
  • 解説を読んで知識を深めることができる

毎年毎年繰り返し出題されている頻出問題や、ほとんど出題されていない問題の区別がつくのは、どこを重点的に学習すればいいのかが分かり、勉強を進めていく上で非常に効率的です。

勉強方法に迷っている方は、まず過去問題集を繰り返し解くことを優先にして勉強してみてください。

おすすめの過去問題集

過去問題集は中央法規の過去問題集、ワークブック(参考書)も同じく中央法規のワークブック一択です。

中央法規の参考書は実績があり、多数の合格者を輩出している非常に評価の高い参考書です。

実際にネット上でも、試験に使う教材として中央法規をおすすめする声が多く見られます。

ですので、まず安心できる出版社だと思っていただいて結構です。

数ある出版物の中でも、以下の参考書をご購入ください。

◼️社会福祉士国家試験過去問解説集2021: 第30回-第32回完全解説+第28回-第29回問題&解答

◼️社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック2021(共通科目編)


◼️社会福祉士国家試験受験ワークブック2021(専門科目編)

中でも過去問題集を鬼リピートすれば合格に一歩も二歩も近づけます。

以下、その具体的な使用例です。

  • 過去問題集を使って直近5年分の過去問を繰り返し解く
  • ワークブックを使って直近5年に出てきていない箇所をチェックする
  • 移動中や空き時間はアプリを使って解く

ひとつひとつ解説していきたいと思います。

過去問題集を使って直近5年分の過去問を繰り返し問く

繰り返しますが、一番の合格への近道はこれです。

過去問題集の繰り返し。

これしかありません。

過去問題集を解き、解説をよく読んでさらにまた解く。このアウトプット、インプットの繰り返しが結局一番力がつくやり方なのです。

特に中央法規の過去問題集は解説がかなり細かく載っているので、インプットの教材としても最高なものがあります。

はっきり言って、これさえあれば参考書すらいらないくらいです。

読者

でも、何度も解いてると正解を覚えちゃったり、飽きたりしちゃうんじゃないの?

ふくた

そうならないようにするために、繰り返し解くのにもコツがあるんです。

正解の選択肢ばかりでなく、他の選択肢のどこが間違っているのかを正確に覚えるのがコツなんです。

何年か繰り返してみると徐々に分かってくるのですが、毎年繰り返し出題されている頻出問題があります。

そういう問題は、ある年では不正解の選択肢を正解に持ってきたり、またある年では正解だった選択肢を不正解に持ってきたりと上手に入れ替えしているんです。

ですから、正解の選択肢はなぜ正解なのか、不正解の選択肢はなぜ不正解なのか、理由を突き詰めていく姿勢が常に求められてくるので、問題の正解に一喜一憂しても仕方がないのです。

全選択肢を理由からすべて覚えてやるくらいの気持ちで取り組むといいですね。

記憶が定着しやすいので、最初は科目別に問題を解いていくことをおすすめします。

飽きを感じてきたら、今度は一番最初から順番に解いていくなど、勉強を飽きさせない工夫をするといいでしょう。

ワークブックを使って直近5年に出てきていない箇所をチェックする

中央法規のワークブックは、共通科目と専門科目の2冊分出ており、ボリュームもかなりあります。

あくまでも過去問題集の補完的に使用することをおすすめします。

この参考書の一番良い使い方は、直近5年間に触れられていない箇所を覚えるのに使用することです。

読者

え?頻出箇所は読まなくても良いの?

ふくた

そこは過去問題集を使い回しましょう!

社会福祉士国家試験では、当然直近5年間で触れられていない問題も出題されます。

その中で、このワークブックに記載されている箇所を出題してくることがあります。

作問に携わる方もこのワークブックを参考にしている可能性が高いです。 

第33回社会福祉士国家試験でも、何問か直近5年分の過去問題集に載っていない、ワークブックにだけ掲載されている問題が出題されています。

時間のない方は、過去問題集とかぶらないところだけでも見ておくと、本試験での対応力が増すでしょう。

移動中や空き時間はアプリを使って解く

とにかく出題範囲が広い社会福祉士国家試験。

学生ならいざ知らず、社会人で家事も育児もこなしながら勉強している人にとっては、相当上手に時間のやりくりを考えないと勝負になりません。

移動時間やちょっとした待ち時間・すきま時間にも勉強できるアプリの有効活用をおすすめします。

◼️社会福祉士 過去問 (解説と模試つき‪)‬

過去問 アプリ

以下、概要です。

アプリ 概要

社会福祉士の過去問をアプリ化。過去問検索やマイリスト機能。ランダム10問テストなど、受験したときにあったら良かったと思う機能を搭載しています。

新たに、過去問からランダムで生成される模試機能を追加しました。時間の感覚など掴むために、ご利用ください。

おすすめだよ!
ふくた

これ、かなり使えます。

なぜかというと、この後紹介する中央法規の過去問やワークブックに比べると、解説が開発者の経験をもとにした手短なもので書かれているからです。

読者

?逆なんじゃないの?解説って詳しい方が身になるんじゃない?

どっぷり勉強するときはそれでもいいと思います。

ただし、すきま時間やちょっとした待ち時間、移動時間などで勉強するには、これくらいの分量の方が頭に残りやすいのです。

解説が短ければ、その分問題をリピートできるスピードが早くなります。

この繰り返す回数が合格に比例してくるといっても過言ではありません。

間違った解説などもありますが、すきま時間の有効活用には優秀なアプリです。

試験勉強に行き詰まった時の対処方法

対処方法

社会福祉士国家試験を合格できるくらい力がつくまでには、相当な努力と時間が必要になってきます。

勉強がはかどらず、意欲が低下することもあるでしょう。

そんな時は、なぜ社会福祉士を取ろうと思ったのか、社会福祉士を取って何をしたかったのか思い返し、自分を奮い立たせてみるといいでしょう。

それでも、気持ちが戻らなかったら、いったん勉強から離れてみるのもひとつの方法です。

ふくた

ちなみに私も何度かイヤ気がさし趣味に没頭したことがあります。また、直前期は仕事が忙しくなり平日はほとんど自宅で勉強できませんでした。

特に独学は勉強方法で不安が出て、自信が崩れやすいです。

そんな時は講座を受講したり、模擬試験を受けてみたりするなど勉強方法を見つめ直してみるといいでしょう。

社会福祉士の合格率の低さに関しては以下に記事を書いています。
社会福祉士の合格率が低い理由はこの5つ【0点科目があると即不合格】

社会福祉士国家試験は今後どうなる?

今後の予想

2024年度までに合格しないと、さらに厳しくなる。

巷ではそういう噂が流れています。

でも事実です。

具体的な変更点は以下の通りとなります。

◼️実習

  • 2つの施設で実習
  • 実習期間が23日→30日に変更

◼️科目

  • 共通科目 11科目→13科目
  • 専門科目 8科目→ 6科目

◼️新カリキュラム移行時期

  • 一般養成課程→2023入学から
  • 短期養成課程→2024入学から

私が一番きついと思ったのが実習期間が長びくことです。

ただでさえ拘束期間が長くて厳しいのに、それに追い討ちをかけるようなマネをしてくれちゃってます。

ふくた

私は実習免除対象者だったので実習はなかったのですが、もしこれがあったら合格までの道のりはさらに険しいものになっていたと思います。

受験する条件は年が経つにつれてどんどん厳しくなってきます。試験内容もそうです。

ですから、社会福祉士国家試験を受験予定の方は、思い立ったらすぐ行動することをおすすめします。

後悔しないように。

社会福祉士のおすすめ勉強方法【社会人はいつから時間をかけて挑むべきか】:まとめ

まとめ

まとめたいと思います。

社会福祉士国家試験の勉強方法がお分かりになっていただけましたでしょうか。

  • 社会福祉士とは?
  • 社会福祉士になる方法
  • 社会福祉士のおすすめ勉強方法
  • 試験勉強に行き詰まった時の対処方法
  • 社会福祉士国家試験は今後どうなる?

社会福祉士国家試験はとにかく出題範囲が広く、科目数も多いためかなりの勉強量を強いられます。

勉強方法はいろいろあり、合う・合わないもあります。

  • 独学で勉強する
  • スクールに通う
  • 通信講座を利用する

自分にあった勉強方法で勉強することは、効率よく勉強するためにも必要なことだと言えます。

中でも独学は孤独です。

ふくた

自分との戦いです。

自分をしっかり管理することができなければ、ずるずると落ちていってしまいます。

受験勉強はすべからく自分との戦いであることを常に自覚しておきましょう。

以上になります。

※【登録は無料】福祉の仕事に就職・転職したい方のためにおすすめのサイトをまとめました。たった1分の登録時間があなたの未来を変えます。

>>福祉の仕事に就職・転職するためのおすすめ求人サイト6選【有資格者も必見】

SNSでシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次