どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・社会福祉士に向いている人ってどんな人?
・社会福祉士に向いていない人ってどんな人?
・向いていない人はどうやって乗り越えたらいいかな?
こうした疑問にお答えします。
社会福祉士の仕事は人の相談に乗る仕事なので適性によって向いている人、向いていない人がはっきり分かれてきます。
- 社会福祉士に向いている人の5つの特徴
- 社会福祉士に向いていない人の5つの特徴
- 向いていない人の乗り越え方
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が社会福祉士に向いている人・向いていない人の特徴について解説をしていきたいと思います。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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社会福祉士に向いている人の5つの特徴
社会福祉士は人の相談に乗る仕事なので適性が求められてきます。
以下、向いている人の特徴です。
- 相手の立場で物事を考えられる人
- 相手の話を聞くことができる人
- チームプレーが得意な人
- 臨機応変に対応できる人
- 勉強が好きな人
ひとつひとつ解説していきます。
相手の立場で物事を考えられる人
社会福祉士の相談相手は多岐に渡ります。
具体的な例は以下の通り。
- 知的障がい者
- 精神障がい者
- 身体障がい者
- 発達障がい者
- 認知症高齢者
- 虐待を受けている児童
- DV被害者
- 生活困窮者
人それぞれ境遇は異なりますが、誰もが厳しい生活環境に身を置き、福祉のサポートを必要としています。
社会福祉士にとって大事なことは、ひとりひとりの相談者に共感を示し、同じ目線で物事を考えることです。
事務的に対応していても、心のどこかでそういう相手を見下す気持ちがあると相談者と対等で良好な信頼関係を築くことはできません。
一番やっちゃいけないことって何かな?
意見の押しつけですね。
「私ならこうします」「こうしたほうがいいですよ」という自分勝手な意見の押しつけは相談者にとって有益なアドバイスにはなりません。
相手の現状を思いやり、どんな時でも相手の立場に立って物事を考えることが大切になってきます。
社会福祉士には、人の気持ちに寄り添える心の優しい人が向いています。
相手の話を聞くことができる人
社会福祉士は、相手に寄り添って話を聞く姿勢が求められます。
カウンセラーや相談員の基本は「傾聴」だと言われます。
傾聴の意味は以下の通り。
傾聴とは、相手のいうことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」会話の技術を指します。
参考:コトバンク
この際、社会福祉士は相手の話を聞くだけではなく、仕草や表情、口調などにも気を配って相手の考えを注意深く掘り下げていく必要があります。
真の「傾聴」を貫くには、相応の訓練と経験、そして資質が鍵を握ってきます。
どんなことをすればいいの?
相談者が話しやすい環境を作るのも大切ですね。
日常、特に意識していなくても、周りから相談を持ちかけられる人は社会福祉士の素質を持っていると思います。
チームプレーが得意な人
社会福祉士の仕事は単独で終わることはまずありません。
様々な職種や機関との連携を通じて、相談者に最もふさわしい福祉サービスを紹介するのが仕事なので、相談者のニーズをより深くくみとる力が求められてきます。
個人プレーは認められません。
周りと協力して物事を進められる人には、社会福祉士の仕事はマッチするでしょう。
臨機応変に対応できる人
相談者によって悩み事や性格、生きてきた環境は様々です。
同じような相談内容であっても、過去にやってきた同じ対応で支援できるとは限りません。
社会福祉士の仕事はマニュアル通りにやれば成果が出るというものではないのです。
むしろ相談者のケースによって臨機応変な対応が求められてきます。想定外なことが起きても動ずることなく冷静な判断ができることが求められます。
そんなすぐにできるわけないじゃん?
もちろんです。色々なケースに対応し経験を重ねることによって身につけていくものです。
とても難しいことのように思うかもしれませんが、実践を通じて身につけていきましょう。
勉強が好きな人
これも大事。勉強することが好きなこと。
医療や介護業界の知識や技術は日々進化していてます。法律や制度も頻繁に改正されます。
社会福祉士は遅れをとらないように、働きながら勉強をしていく姿勢が求められます。
もちろん、社会福祉士の資格自体が難関資格のため、かなり勉強しないと合格は難しいです。
※第35回社会福祉士国家試験の合格率が44.2%、第36回が58.1%と合格率が上がり、30%前後で推移していた頃と比べると合格しやすくなってきてます。
資格取得する前も後も勉強し続ける覚悟と意欲のある人こそが社会福祉士に向いていると言っていいでしょう。
社会福祉士の合格率が低い理由を以下の記事に書いています。よろしければ合わせてお読み下さい。
⇒社会福祉士の合格率が低い理由はこの5つ【0点科目があると即不合格】
社会福祉士に向いていない人の5つの特徴
社会福祉士に向いていない人の特徴は以下の通りとなります。
- 人付き合いが苦手な人
- 頑固で完璧主義な人
- 軽薄な人
- 自分に自信がない人
- 他人の言いなりになってしまう人
ひとつひとつ解説していきます。
人付き合いが苦手な人
社会福祉士の仕事はどこまで行っても人と関わる仕事です。
同じ職場で働く同僚はもちろんのこと、支援を依頼する事業所や施設、病院など、関係機関との綿密なコミュニケーションを取らなければなりません。
人付き合いに苦手意識があると、コミュニケーションそのものが苦痛になります。
相談相手にはそれを見抜かれ、やりにくいと思われてしまい、自分自身も大きなストレスを抱え込むことになります。
社会福祉士がひとりで支援することはないの?
まずありません。チーム一丸となって相談者を支援していくイメージです。
人を無理やり好きになる必要はないので、色々なタイプの人間と接しながら少しづつ克服していきましょう。
頑固で完璧主義な人
社会福祉に対して、自分なりの考えや信念を持つことは大切です。
自分の考えを持っていないと、相談者に本当に必要なサービスを提案できないからです。
とは言え、自分の考え方に固執し、相手を無視して自分本意になってしまうのは考えものです。頑固で完璧主義な人に多い過ちです。
福祉の世界に正解はありません。
相談時の対応を例にとってみても、相手の気を紛らわせるために言った一言が悪くとられたり、相手を思って言ったことが逆に反感をかうこともあります。
なので、自分の仕事にプライドが高く、ミスを許せない性格の人には向いていません。
そのような頑固で完璧主義の人は、一般の企業で経理や財務、事務をやるほうがいいでしょう。
軽薄な人
社会福祉士の相談相手は、自分ひとりでは到底解決できない深刻な悩みを抱えています。
総合的に誠実さを感じられる人でないと相談者から信頼を勝ち取ることができません。
社会福祉士の言葉づかいや態度、表情、仕草、身だしなみなどが大切になってきます。それをクリアしていないと相談者のプライベートまで深く入り込むことは困難になってきます。
このため、所作を充実させることが大事になってきます。
「秘密を漏らしてしまうんじゃないか」とか「口が軽いな」と思われるとどこか軽薄な印象を持たれてしまいます。
不誠実な印象を与えるような言動はできるだけ慎みましょう。
自分に自信がない人
社会福祉士は自分に対して自信をなくしてしまうことがあります。
相談者やその家族、関係者に怒られたり叱られたりすると、自信を喪失してしまいます。
人を相手にする仕事である以上、こういう事態を避けるのはなかなか難しいです。
普通にしてれば、自信があるかないかなんて分からないんじゃないの?
自信のなさは言葉や態度、表情にあらわれます。相手に見抜かれてしまうんですね。
「なんかこいつ頼りないな」って思われたら誰も本音で話してくれません。
相談者が本音を話してくれる状況じゃないと、適した福祉サービスにつなげることは困難です。
自分の心を統制して、うまくコントロールしていきましょう。
他人の言いなりになってしまう人
相談相手の中にはどうしても苦手なタイプに出会うことがあります。
語気が強かったり、横柄だったり。逆に人に心を閉ざしていたりすることもあります。
そういう相手だとつい言いなりになりがちです。
それと、相手の人生経験や考え方に接していたら、普通に暮らしていたらまず出会わないであろう情報に出くわすことがあります。知り過ぎたために他人の人生を背負ってしまい、感情移入しすぎてしまうことがあります。
相談業務の専門家としてはあまりよくありません。
相談者のクレームなどにも冷静に対処する精神力が必要になってきます。
クレームの内容によっては、人格が傷つけられてしまうようなケースがありますが、これらをすべてまともに受けてしまうと心身が持ちません。
うまく受け流すすべも身につけておきましょう。
向いていない人の乗り越え方
仕事に対して向き・不向きがあるのは仕方のないことです。
誰しもが高いレベルで仕事をこなせるわけではありません。ましてこの仕事は人相手なので、人に興味・関心がなければ無理してやらないほうが身のためです。
- 人付き合いが苦手な人
- 頑固で完璧主義な人
- 軽薄な人
- 自分に自信がない人
- 他人の言いなりになってしまう人
どれかひとつでも当てはまる人は、社会福祉士の仕事が向かない可能性が高いです。
ですが、乗り越える方法はあります。
それは以下の通り。
- 身近な人の相談に乗る
- 自分から見て聞き上手な人をまねる
- 現役社会福祉士に相談する
いずれも社会福祉士の適正とは何かを詳しく知ることができます。
ですが、最後はあなたの心の問題。
相手のために心が動くようになれば、その先にある態度や姿勢は自然と形作られていきます。
自分の内面に語りかけましょう。
社会福祉士に向いている人・向いていない人の特徴5選【乗り越え方つき】:まとめ
まとめたいと思います。
社会福祉士に向いている人・向いていない人の特徴がお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 相手の立場で物事を考えられる人
- 相手の話を聞くことができる人
- チームプレーが得意な人
- 臨機応変に対応できる人
- 勉強が好きな人
複雑な問題を解決する道筋を決めるために、問題の分析や判断力が必要になってきます。コミュニケーション能力も重要になってきます。
しっかりと自分の適性を把握しておきましょう。
あなたの福祉職としての人生が、明るい未来に向かうことを願っています。
今回は以上となります。
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