どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・社会福祉士ってどんな仕事なの?
・社会福祉士で働くメリットを教えてほしい。
・反対にデメリットも教えて欲しい。
こうした疑問にお答えします。
社会福祉士はメリットもありますが、残念ながらデメリットもあります。シビアな現実を知ることも大切です。
- 社会福祉士の仕事内容
- 社会福祉士で働くメリット
- 社会福祉士で働くデメリット
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が、社会福祉士のメリット・デメリットをお話していきたいと思います。
ちょっとのすきま時間に読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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社会福祉士の仕事内容
社会福祉士の仕事内容の中心となるのは「相談業務」です。
相談者の抱えている悩みや問題の解決策を一緒に考え、解決までサポートしていく仕事です。
働く場所は以下の通りとなります。
- 高齢者施設
- 障がい者施設
- 児童福祉施設
- 児童相談所
- 病院
- 保健所
- 学校
- 市役所
- 社会福祉協議会
働く場所は多岐にわたり、相談者やその内容も様々です。
以下、相談内容の例です。
相談相手 | 仕事内容 |
介護に悩んでいる方 | 介護保険サービスの提案 |
生活に困っている方 | 就労支援や生活保護の受給 |
病気療養中の方 | 社会復帰の支援 |
相談内容と相談相手に応じて、最適な解決方法を導き出します。
実際にサービスや制度を利用するための支援も同時に行い、行政や医療・福祉など関係機関への橋渡しを行い、連携しながら支援していきます。
多くの人が関わるため、コミュニケーション能力が必須になってきます。
法律や制度に関する知識も必要になってくるので、社会福祉士として働いていくには日々勉強していく姿勢が求められます。
社会福祉士で働くメリット
社会福祉士で働くメリットは以下の通りとなります。
- コミュニケーション能力が向上する
- 知識や知力で勝負できる
- 仕事の幅が広がる
ひとつひとつ解説していきたと思います。
コミュニケーション能力が向上する
社会福祉士はさまざまな利用者から相談を受けます。
以下、その例となります。
- 障がい者や認知症の方
- 精神不安定の方
- とにかく八つ当たりをしてくる方
- 現状の問題点を認めようとしない方
- 人との交流を嫌がる方
慣れないうちは相談を受けるこちら側が精神的に参ってしまう場面もあるでしょう。
しかしながら、人間というものは慣れるものです。
場数を踏むごとに、問題の解決策やうろたえない強い心が身についてきます。
悪口や嫌味を言われ続けても強くなれるものなの?
なれます。聞き流す能力が身についてくるからです。
聞き流す力がついてくると、プライベートでもストレスを感じにくくなってきます。
すべからく、人の悩みは対人関係の中にあります。
それを乗り越える力を得れば、人間関係がスムーズにいき、自分のコミュニケーション能力が向上していることに気づくでしょう。
知識や知力で勝負できる
社会福祉士の仕事は、精神的、身体的に障がいがある方や認知症の高齢者、日常生活を送ることが困難な方の相談に乗ることです。
身体的な負担は多くありません。
介護現場で働く職員は、排泄介助や入浴介助、移乗に伴う身体の負担で腰痛や膝痛、関節痛などを患い退職していくケースが少なくありません。
夜勤があると、生活リズムが乱れ、体調を崩してしまうこともあります。
この点、知識や知力で勝負できる社会福祉士の仕事は健康には優しいです。
仕事の幅が広がる
社会福祉士が活躍できる場所は多岐にわたります。
以下、その例となります。
相談相手 | 職種 |
高齢者施設 | 生活相談員 |
障がい者施設 | 生活支援員 |
児童福祉施設 | 社会福祉士 |
市役所 | 公務員 |
地域包括支援センター | 社会福祉士 |
病院 | MSW(メディカル・ソーシャルワーカー ) |
学校 | SSW(スクール・ソーシャルワーカー ) |
高齢者施設や障がい者施設では、相談業務ばかりでなく介護業務を兼務させられる施設もあります。
一口に社会福祉士と言っても、多種多様な働き方があり、身につく知識やスキルも大きく異なってきます。
相談業務と介護業務もあるんじゃ大変だよね?
きついです。なので、働く前に兼務かどうかしっかり確認しておく必要があります。
自分のやりたい仕事に応じて、仕事を選択することができるのです。
社会福祉士の仕事は、本人次第でどんどん可能性を広げていけるのです。
社会福祉士のやりがいについては社会福祉士の魅力ややりがいを感じる5つの瞬間で記事を書いています。合わせてお読みになって下さい。
社会福祉士で働くデメリット
反対に、社会福祉士で働くデメリットは以下の通りとなります。
- 社会福祉士を持っていなくても働ける
- 社会福祉士を持っていても即戦力になれない
- 業務内容に比べ給料が低い
ひとつひとつ解説していきたと思います。
社会福祉士を持っていなくても働ける
社会福祉士は「名称独占資格」なので、資格を持っていなくても働く事はできます。
じゃあ、いらないじゃん?
地域包括支援センターでは必須、病院はほぼ必須、高齢者施設は職場次第と必要なところはあります。
社会福祉士をなんとか取得して入った就職先が、無資格者ばかり・・・。こんなこともあります。
ただ、無資格の相談員は後から有資格者の相談員が入ってくると、資格がなくても働けるとはいえ後ろめたい気持ちになり、取得を目指すケースが多いです。
この「あってもなくてもいい感」が、人によってはデメリットに感じてしまうのです。
社会福祉士を持っていても即戦力になれない
社会福祉士を取得すれば、すぐに働ける・・・。こう思う人は多いと思います。
残念ながらそれはありません。
車の免許に例えれば、資格取り立てホヤホヤの人なんてペーパードライバーと一緒なんです。ペーパードライバーに重要な案件を任されるなんて事はまずありません。
せっかく勉強したのに役に立たないって事?
社会福祉士国家試験で得た知識なんて広くて浅いのです。働く上で最低限必要な知識を詰め込んだにすぎません。
現場で働いていくには、法律や制度などのもっともっと深い知識や経験が必要になってきます。
これは就職後、働きながら身につけていくことになるでしょう。
業務内容に比べ給料が低い
社会福祉士は取得するまでが大変です。
職務は相談者と関連機関に挟まれて対人関係のストレスにまみれやすいです。
それにもかかわらず給料は世間より低い傾向があります。
403万・・・。高いのか低いのかよく分かんないんだけど・・・。
業種別のモデル平均年収ランキングを参考にしてみて下さい。
このランキングではこれが最終ページとなっています。なのでここから分かる通り、下から数えたら早い位置に社会福祉士の平均年収がランクインしているのです。
せっかくお金と時間を投資して得た社会福祉士国家資格。
にもかかわらず、金銭的なメリットが少ないのが難点なのです。
社会福祉士の仕事はブラックだからやめとけという意見もあります。よろしければこちらも合わせてお読みになって下さい。
⇒社会福祉士の仕事はブラックだからやめとけ【激務な現実を解説します】
社会福祉士で働くメリット・デメリット各3選:まとめ
まとめたいと思います。
社会福祉士で働くメリット・デメリットをお分かりになっていただけましたでしょうか。
メリットは以下の通り。
- コミュニケーション能力が向上する
- 知識や知力で勝負できる
- 仕事の幅が広がる
総じて仕事に必要な能力を磨くことができます。
反対に、デメリットは以下の通り。
- 社会福祉士を持っていなくても働ける
- 社会福祉士を持っていても即戦力になれない
- 業務内容に比べ給料が低い
中でも特に取得する労力、仕事のプレッシャーに比べて身入りが少ないのは難点です。
しかしながら、どんな仕事にもメリット・デメリットがあります。
メリットがデメリットを上回れば続けていくことができます。
社会福祉士の仕事に少しでも魅力を感じる方が増えれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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