どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
・生活支援員として働こうかどうか迷ってるんだけど・・・。
・生活支援員(正社員)として働くのって何だか自信がない・・・。
・生活支援員って働く前に実習とかあるのかな?
こうした疑問にお答えします。
生活支援員の正社員として正式に採用される前に、実習やアルバイトをやらされる施設や事業所も少なくありません。働き出す前に職場の仕事内容や雰囲気、人間関係に触れておくことで入職するかどうかの参考になります。
- 生活支援員として働く前に実習やアルバイトをすべき理由
- もし実習やアルバイトがなかったらどうすればいい?
- 実習やアルバイトをしてみた後の心がまえ
▶︎本記事の信頼性
本記事では、福祉業界で生きる私が生活支援員として働く前に実習やアルバイトをすべき理由についてお話ししていきます。
生活支援員をテーマにしていますが、内容的に一般企業でも当てはまるところがあると思います。
短いすきま時間を使ってスラスラ読める内容になっていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
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生活支援員として働く前に実習やアルバイトをすべき理由
いい感じで前に進んでいる面接。
もしかしたら内定がもらえるのかな?と思った矢先に
「では、実習を1〜2日受けてください。実習費はアルバイト代としてお支払いいたします。」
なんて、言われることがあります。
「えー めんどくせーなー。」
そうは思わずに、職場を知れる大チャンスだと思って、喜んで受けましょう。
生活支援員として実際に働き出す前に、実習やアルバイトをした方がいい理由は以下の通りとなります。
- 一日の仕事の流れ・内容がつかめる
- 職場の雰囲気・人間関係が分かる
- 利用者の特徴や注意点を把握できる
それでは、早速みていきましょう。
一日の仕事の流れ・内容がつかめる
まずは、業務内容の把握からです。
以下、生活支援員の仕事の一日の流れの例です。
- 8:30~ 出勤・朝礼
- 8:45~ 送迎
- 10:00~ 作業
- 12:00~ お昼休憩
- 13:00~ 作業
- 15:30~ 送迎
- 16:00~ 掃除、ミーティング
- 17:30~ 勤務終了
上の例でのチェックポイントをあげておきます。
- 送迎→車を運転できそうか。道を覚えられそうか。
- 作業→準備できそうか。見守りしていて退屈にならなそうか。
- お昼休憩→ちゃんと1時間職場から離れて確保できそうか。
- 掃除・ミーティング→掃除はどれくらいの時間をかけてやっているのか。
- 勤務終了→身体の疲れ具合はどうか。やっていけそうか。
一番大事なのは体力的にやっていけそうかどうかです。
自習やアルバイト当日は、担当職員の言われるがまま行動することになるとは思いますが、それでもひと通りのことには触れることができると思います。
立ちっぱなしや動きっぱなし。また、座るタイミングはあるのかどうか。
一日の仕事をこなすのに、余裕をもって取り組むのと、ヘトヘトになって取り組むのとでは、仕事を続けられるかどうかの分かれ道になります。
慣れてないから仕方がないんじゃ?
確かに業務に慣れていないだけかもしれません。だから疲れが倍増しているだけなのかも。
でも、それを毎日やるわけです。まだ責任の重い仕事を任されていない状況でグッタリしていては先が思いやられます。
自分の体力的なことは自分にしか分かりません。
生活支援員の仕事は、思っているより体力的にハードです。
動き回る。走り回る。立ちっぱなし。こんなの日常茶飯事です。
自分の普段の体力とよく相談して決めるといいでしょう。
職場の雰囲気・人間関係が分かる
職場選びの最重要ポイントがこの雰囲気や人間関係です。
実習やアルバイトでは、この雰囲気や人間関係を感じとれるのが大きなメリットとなります。
以下は私が実際に受けた介護職員実務者研修でのひと幕です。とある特別養護老人ホームでの出来事です。
私がシーツの交換をしていると、上司らしき介護職員さんと部下らしき介護職員さんのやりとりを目にしました。
- 上司:ダメだよ!実習生(私)にやらせちゃ!
- 部下:すみません・・・。
- 上司:シーツ交換の手本、あんたが見せなよ!
- 部下:はい・・・。
- 上司:あー もう何やってんのよ!いったい何年働いてんのよ!
- 部下:・・・・。
- 上司:10年やってんだっけ?そんなんじゃもう成長しないね!
語気強く話し合っていました。
他にも、ただのいち実習生にすぎない私の前で、罵倒の連続でした。
部下らしき介護職員さんは、無理をしているのか性格なのか、気丈に明るくふるまってはいましたが、内心はしれたものではありません。
こんな職場、ぜってー働かねー!
と思ったのと同時に、特別養護老人ホームに偏見をもってしまいました。
職場の実体をつかみたいところではありますが、部外者の前で何の配慮もないところに驚きと落胆を隠しきれませんでした。職員に笑顔があるか。職員同士で会話があるか。
総じて雰囲気の良いコミュニケーションがあるかどうか。
職場の人間関係を見極める上で、非常に大事な部分となってきます。
当日の担当者が、自分に対してどう接してくるかもよく観察しましょう。
実習生やアルバイトにつく職員は大体その職場の管理責任者である可能性が高いです。
その責任者が横柄に接してきたり、威圧的に接してきたりしたら、おそらくそういう職場であると思っていいです。職場の雰囲気や人間関係は、その職場で長く働き続けていけるかどうかの大切な指標になってきます。
実習やアルバイトではこのあたりをよく観察しておきましょう。
利用者の特徴や注意点を把握できる
自分が受け持つことになるかもしれない利用者の特徴をつかんでおくことも大切なことです。
特に、重度の障がい者と接するのは心身ともにかなりのタフさが要求されてきます。
以下、その例となります。
- 奇声や大声を出す
- 壁や柱をたたいたり、ものを壊す
- 自傷・他傷行為がある
- パニックをおこす
- 下半身に触れたり、便いじりをしたりする
- 同じ行動や言動を繰り返す
- 失禁する
- じっと座ってられない、動き回る
いかがでしょう。こういう人たちの相手を毎日しなければならないのです。
一日の業務内容にもかぶりますが、やはり相当な体力は言うに及ばず、精神力も要求されてきます。
利用者のパニックを抑えられるか。不潔行為に耐えられるか。言動が神経にさわらないか。
これらを肌でよく感じておきましょう。
障がい者の特性上、もはや変えられない部分なので。
正式に生活支援員になって、こういう人たちと毎日付き合っていけるかどうか、実習やアルバイトの期間にしっかりと見極めておきましょう。
もし実習やアルバイトがなかったらどうすればいい?
それでは、もしその職場が実習やアルバイトを実施してなかったらどうするか?
答えは簡単です。
自分から実習やアルバイトをお願いすればいいのです!
引っ込み思案の方とかは、言いづらいかもしれませんが、ここはひとつ勇気をふりしぼってお願いしましょう。
私も昔、放課後等児童デイサービスの面接を受けて、自分から進んで実習を受けたことがあります。
結論から言うと、その職場は辞退しました。
なぜかと言うと、実習の時にそこの管理責任者が人の話や意見を聞かない傾向が見られたからです。そういう職場はワンマン経営をしている可能性が高いと判断し、丁重にお断りしました。
働き出す前に、実習を受けておいて良かったと思ったひと幕でした。
面接の時だけでは実体はなかなかつかめません。
実習やアルバイトをしてみた後の心がまえ
生活支援員として実習やアルバイトをしてみた後どうすべきか。
前述にもあります通り、職場の雰囲気や人間関係、業務の内容に違和感を覚えたら丁重にお断りしましょう。
たいていの福祉関係の事業所・施設では人が足らず、すぐにでもほしがっているケースが多いです。
断るのならば早めに断っておきましょう。
なんて言って断ればいいかな?
気に入らなかったので辞めます!じゃあ、角が立ちますので以下を参考になさって下さい。
「他の職場に決まりました。」「転職自体を見直すことになりました。」「家庭の事情で見送ることになりました。」「待遇面が折り合いませんでした。」
このような言い訳を用意しておくのもありだと思います。
逆に気に入った場合は、実習やアルバイトの感謝状やお礼メールなどを送っておくと、好感度がアップし内定にまた一歩近づくかと思います。
断った職場も、今後福祉活動をしていく上で関わってくるかもしれないので、無下に扱わずきちんとした対応をしておくといいでしょう。
生活支援員の志望動機の書き方は障がい者施設で働く生活支援員の志望動機はこう書け!【例文つき】を参考にしてみて下さい。
生活支援員として働く前に実習やアルバイトをすべき理由:まとめ
まとめたいと思います。
生活支援員として働く前に実習やアルバイトをすべき理由が分かっていただけましたでしょうか。
- 生活支援員として働く前に実習やアルバイトをすべき理由
- もし実習やアルバイトがなかったらどうすればいい?
- 実習やアルバイトをしてみた後の心がまえ
「実習か。めんどくせーなー。」
と思わずに職場を知れるチャンスだと思ってしっかり受けておきましょう。また、実習やアルバイトがなければ自分からお願いしてみましょう。
- 一日の仕事の流れ・内容がつかめる
- 職場の雰囲気・人間関係が分かる
- 利用者の特徴や注意点を把握できる
働き出す前に、これだけの情報をつかんでおけるのはチャンス以外の何者でもありません。
自分が働くかもしれない職場を前もって知っておくことは、その職場を長く続けていけるかどうかのひとつの目安を作るようなもの。
安易に考えず、引き受けておきましょう。
以上となります。
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