どうも。ふくた(@fukushienblog)です。
生活支援員って男性どれくらいいるの?
こうした疑問にお答えします。
もちろん男性もいます。しかしながら、女性の方が多いです。求人かけてもなかなかこないのが現実です。
- 生活支援員の求人に男性があつまらない3つの理由
- 生活支援員の求人に男性があつまるにはどうしたらいいか?
▶︎本記事の信頼性
本記事では、生活支援員の求人に男性があつまらない理由を解説していきたいと思います。
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生活支援員の求人に男性があつまらない3つの理由
生活支援員の求人に男性があつまらない理由は、以下の通りとなります。
- 給料が低いから
- 社会的な地位が低いから
- もともと福祉は女性向きの職種だから
ひとつひとつ順を追って解説していきたいと思います。
給料が低いから
なんと言ってもこれに尽きると思います。
給料が低いから
生活支援員ならびに介護職員などの福祉職に男性があつまらない理由のトップはこれです。
初任給が手取りで13万〜15万前後
冗談でしょ?
と、思うかもしれませんが、これはどこの事業所や施設でもよく聞く話です。
ヘタすると、生活保護レベルじゃん?
こう思う方がいても当然だと思います。しかしながらこれはすべて現実なのです。
生活支援員の仕事の平均年収は約291万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
参考:求人ボックス
月給で換算すると24万円、初任給は19万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ973円、1,203円となっています。
この時点で、上記の給料がウソではないことがわかっていただけると思います。さらに続きます。
正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは247〜285万円の水準で、平均年収の291万円はこのゾーンよりも高い水準に位置しています。
参考:求人ボックス
全体の給与幅としては247〜545万円と比較的狭いため、勤務先や経験・求められるスキルによる差は少ないと見受けられます。
ここからも分かる通り、生活支援員の仕事は勤める事業所や施設によってそこまで差が出ることはなく、上限の幅も狭いことがうかがえます。
この給料でやっていけますか?
独身男性ならいざしらず、将来結婚を考えている方、既婚の方にとってはかなり苦しい生活を余儀なくされます。
そこで福祉業界は外して、他業種を選んでしまうのです。
生活支援員や介護職員の仕事によほどの思い入れがない限り、就職先としての選択肢から外されてしまうのはやむをえないことなのかもしれません。
社会的な地位が低いから
生活支援員や介護職員などの福祉関係の仕事は、お世辞にも社会的な地位の高い仕事とは言えません。
- 汚い
- きつい
- 給料低い
いわゆる「3K」のイメージが強く、また実際もそうであるため、この時点で就職先の選択肢として外されてしまうのです。
男性はプライドの生き物です。
男性が女性よりもプライドが高い理由は以下の通りとなります。
- 承認欲求が強い
- 自己顕示欲が強い
- 虚栄心が強い
各パラデータの詳細は次のようになっています。
承認欲求 | 他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたいという欲求 |
自己顕示欲 | 周囲の人々から注目され、そして認められたいという欲求 |
虚栄心 | 自分を実質以上に見せようとして、みえを張りたがる心 |
共通しているのは、人に認められたいという気持ちが強いんですね。
例えば、同窓会などで仕事の話になった時に、生活支援員や介護職員は
「障がい者の生活支援員してるんだ。」「高齢者の介護職員してるんだ。」
と口では答えても、大手の企業とかで課長や部長に昇進してバリバリと仕事をしている人の話が出ると、どこか心の中にもどかしい、引け目を感じる自分がいたりするんです。
プライドで生きる男性が、生活支援員や介護職員などの福祉関係職を将来の仕事として選択肢から外すのは、性質上からもやむをえないところがあるのです。
もともと福祉は女性向きの職種だから
生活支援員や介護職員の仕事内容は、基本的には利用者の身の回りの世話をすることです。
- 更衣
- 食事介助
- 排泄介助
- 入浴介助
- 行動援護
- 歯ブラシ
- 掃除
- 洗濯
- 皿洗い
男女共働きが増え、家庭での役割分担の差がなくなってきているご時世ではありますが、仕事の内容はそれでもやはり「女性向き」だと言えます。
家事が好きな男性って、どれくらいいるでしょうか?
共働きの家庭も、奥さんが働いているため、渋々手伝っている男性も多いと思います。
上述の通り、男性はプライドの生き物です。
家事は男らしくないと思ってしまうんですね。
生活支援員の求人に男性があつまるにはどうしたらいいか?
では、生活支援員の求人に男性があつまるにはどうしたらいいかを考えてみたいと思います。それは以下の通りとなります。
- 給料を上げる
- イメージアップをはかる
- 男性の必要性をうったえる
給料を上げるのは、福祉業界が補助金や介護報酬で成り立っている以上、システム的な限界があるので、ここでは残り2つを取り上げてみたいと思います。
イメージアップをはかる
仕事のイメージは重要です。
福祉業界はあまりにも「3K」のイメージが強く、それだけで職場の選択肢に入りません。
このイメージの悪さを払拭するには、一般企業にはない利点をクローズアップするしかありません。
一般企業との最大の相違点は非営利性です。
(給料は低いけど)そこまで残業はなく、ノルマもなく、時間に追われない仕事環境であることをアピールしていくと、そういう働き方をよしとしない男性には響くと思います。
(本当はそうじゃなくても)企業よりはストレスまみれにならないよと。
そういう面では「ラク」だよとアピールしていく。
男性の必要性をうったえる
生活支援員や介護職員の職場環境が「女性向き」とはいっても、男性の必要性は大きいです。
- 行動援護
- 排泄介助
- 入浴介助
- 移乗
- パニック対応
女性の力では対処しきれない場面も出てきます。
自分の体重と同じくらい、もしくはそれ以上の利用者の移乗や自分よりもはるかに力の強い障がい者や高齢者のパニックや暴力を止めるには男性の力が必要です。
つまり、家事の延長ばかりじゃないよ、男性的な肉体労働でもあるよ
という、認識を持ってもらえるように、メディアや求人サイトおよび情報誌は男性的な肉体労働でもある点を訴求してくことが重要になってきます。
男性だからこそできる仕事であるところをアピールしていくとより効果的だと思います。
男性生活支援員や介護職員を増やしていくためには、こうしたイメージ戦略が大事になってくるでしょう。
生活支援員の志望動機の書き方に関しては以下に記事を書いています。
⇒障がい者施設で働く生活支援員の志望動機はこう書け!【例文つき】
生活支援員の求人に男性があつまらない3つの理由:まとめ
いかがでしたか?
生活支援員の求人に男性があつまらない理由がお分かりになっていただけましたでしょうか。
- 生活支援員の求人に男性があつまらない3つの理由
- 生活支援員の求人に男性があつまるにはどうしたらいいか?
生活支援員や介護職員の求人には男性は集まりにくいのが現状です。
- 給料が低いから
- 社会的な地位が低いから
- もともと福祉は女性向きの職種だから
福祉職の環境的な問題もありますが、男性としての性質の問題もあります。
男性はプライドが高い。
プライドの高い男性を、生活支援員や介護職員などの福祉職に足を向けさせるためには、イメージアップ戦略が欠かせないものとなります。
事業所や施設などはこの点に留意して、男性職員の確保をはかるといいでしょう。
今回は以上となります。
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